デトロイトっていうと治安も悪いし、食事もイマイチ。ショー取材以外は何も楽しいこと無しの場所なので、プレスの人でも積極的に行きたがる人は少ないのですが、なぜか私はこのところ、5年ぐらい連続して行っています。
その魅力は・・・1年の初めの国際モーターショーなので、その年がなんとなく占えること。そして、クライシスの前のデトロイトショーはエンターテイメント性が高く、ほかのショーでは無い、華やかなカンファレンスが行われていたので、アメリカ景気の回復はデトロイトショーを見ればわかるのではないかと思っている感もありますし。しかも、行き続けると行かないと不安になってしまうから不思議。
それはそうと、今年もフォルクスワーゲングループは北米でも元気いっぱいでした。なにしろ今回のデトロイトショーは、ポルシェのプレスカンファレンスからスタート!なんと朝6時半ですよ!!お陰で4時半起きです。アウディでは、新型A6がワールドプレミアされ、フォルクスワーゲンではアメリカ専用のパサートが発表になりました!
今回、アウディのプレスカンファレンスには参加しませんでしたが、フォルクスワーゲンには参加。するとフォルクスワーゲンのカンファレンスの最中に、数分間（1分ぐらいかも）物凄く静かな時がありました。私はフォルクスワーゲン ブース内のステージ前が混雑していたので、壁を挟んだところにあったモニター画面でこのコンファレンスの様子を見ていたのですが、話しを聞いていなかったせいもあり、突然始まったこの静けさに一瞬何が起こったのかわからず･･･
「？？？」
「？？？」
雰囲気からすると、何かの黙とうだったみたいなのです･･･。（編集部注：おそらくアリゾナ州で発生した銃乱射事件に関するものと思われます。）英語がわからないって、こういう時に恥ずかしいですよね。いつも海外から帰ると「英会話習いに行こう！」と思うのですが、結局何もしないまま何年も経ってしまいました。
今年こそは、がんばりたいな～～。
今年こそは、がんばりたいな～～。
(Text by Y.YOSHIDA)