東京・原宿のアウディ・フォーラムではいろいろな催しものが行われています。新型車の発表会、パーティ、フォーラムなど、私も時々足を運びますが、先日は「アウディフォーラム・セミナー」にお邪魔しました!


アウディ・ジャパンが「ウォール・ストリート・ジャーナル」と共同で行う「アウディフォーラム・セミナー」はエコをいろいろなアングルで捉える、というもので第1回目は「IT×エコ」をテーマに、ゲストはグーグルの村上憲郎名誉会長。第2回目は元環境大臣で現衆議院議員の小池百合子議員がゲストという豪華な顔触れ。

小池議員といえば、そう、「クールビズ」の仕掛け人。「クールビズ」の'なれそめ'なども語っていました。

「'夏炉冬扇'がクールビスの原点です」と小池議員。「夏でも日本のビジネスマンはスーツにネクタイ姿で汗をかいています。しかし、なかなかそれを個人としては辞めることはできません。その人たちに合わせるかのようにオフィスやお店では冷房でキンキンに冷やし、女性はひざ掛けや羽織ものを用意し、自己防衛をしなければなりません。しかし資源の少ない日本だからこそ、クーラーをガンガンかけて電気を使うといった無駄遣いはやめなければなりません・・・」 私もまったく同感です!

クーラーで最強に冷やしてゲストを迎えるのが'おもてなし'というのは日本でも海外でも感じますが、外気との温度差があればほど体調も崩しやすいし、いいことはありません。だから私もTPOに合わせての「クールビズ」は大賛成!もちろんシーンとしてスーツ姿のほうが好ましいシーンもあるかもしれないので、'常に'というのではなく、ケースバイケースということで。

また、小池議員はハイブリッドの話やディーゼルエンジン、電気自動車などクルマの話にも触れ、「EVは日本の物づくりを変える可能性がある」ともおっしゃっていました。そして意外だったのが「ディーゼル車にも可能性を感じるのに、日本ではある都知事の影響で普及がしにくくなったのは残念」とも。

そして最後に長崎の軍艦島の例を出し、石炭を掘っていた時は栄えていたのに使わなくなったら捨てられる島、日本がそうならないように、という話をしていました。お話も上手だし、話題も広く、時間が経つのがあっという間でした。みなさんも機会があれば、こういうフォーラムに参加してはいかがですか?

ちなみに、小池議員は現在はプリウスに乗っているそうですが、議員になる前はアウディを2台乗り継いだそうです。ちょっと身近な感じ、しますよね~!?

(Text by Y.YOSHIDA)