2026年10月19日、ポルシェジャパンとポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、2027年シーズンの暫定開催カレンダーを発表した。新型「911 Cup(Type 992.2)」を導入し、国内4サーキットで全12戦を開催する予定だ。また、若手ドライバーを支援する「ポルシェジャパン・タレント・プール・プログラム」の2027年シーズンに向けた募集も開始した。

新型911 Cupがデビュー、PCCAとの合同レースも計画

2027年のPCCJは、新型911 Cup(Type 992.2)のデビューシーズンとなる。新型車両は、ポルシェ・カレラカップ・アジア(PCCA)をはじめとする各国のカレラカップシリーズと共通の仕様を採用。シリーズ間の連携を強化し、合同イベントや合同エキシビションレースなど、新たな競技機会の創出を目指す。

発表された暫定カレンダーによると、2027年シーズンは鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGO、富士スピードウェイ、岡山国際サーキットの国内4サーキットを舞台に、6大会全12戦を開催する予定だ。

開幕戦は4月9〜11日のF1日本グランプリにあわせて鈴鹿サーキットで開催。その後、5月にSUGOと富士、8月に岡山、9月に鈴鹿と富士でレースが行われる。

F1日本グランプリのほか、鈴鹿1000kmやFIA世界耐久選手権(WEC)富士大会などのサポートレースとして開催される予定で、多くのモータースポーツファンの前でレースを繰り広げることになる。

注目は、5月21〜23日に富士スピードウェイで予定される第4〜6戦だ。このうち第6戦では、PCCAとの合同エキシビションレースが計画されており、日本とアジアのドライバーが同じ舞台で競い合う機会となる。

2027年PCCJ暫定開催カレンダー

ラウンド日程サーキット
オフィシャルテスト3月2日鈴鹿
第1戦4月9〜11日鈴鹿
第2〜3戦5月7〜9日SUGO
第4〜6戦5月21〜23日富士
第7〜8戦8月6〜8日岡山国際
第9〜10戦9月3〜5日鈴鹿
第11〜12戦9月24〜25日富士

なお、日程およびイベント内容は変更される可能性がある。

若手ドライバーを最大5名選出、参戦費用やタイヤを支援

PCCJは2027年シーズンに向けて、将来のポルシェワークスドライバーを目指す若手を対象とした「ポルシェジャパン・タレント・プール・ドライバー選考オーディション」の募集を開始した。

このプログラムでは最大5名を選出し、PCCJへの参戦とドライバーとしての成長を支援する。

選出されたドライバーには、エントリーフィー150万円の還元に加え、ミシュランタイヤを最大8セット支給する。さらに、参戦チームの紹介、レースウィーク中のコーチング、トレーニングキャンプなど、競技力向上に向けたさまざまなサポートが用意される。

タイヤの支給数には競技成績に応じた追加分が含まれる。また、競技成績や語学力などの条件を満たしたドライバーには、ポルシェの国際的な育成プログラムにつながる選考機会への招待も予定されている。

こうした取り組みは、参戦費用の負担を軽減するだけでなく、国内のワンメイクレースから国際舞台へステップアップするための環境づくりも目的としている。

その成果を示す存在が、2026年シーズンにタレント・プール・ドライバーに選ばれた渡会太一選手だ。

渡会選手は2026年のPCCJで安定した成績を残し、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定。さらに、同年はSUPER GTのGT300クラスにもPorsche 911 GT3 Rで参戦し、GT3カテゴリーへと活動の幅を広げた。

また、渡会選手は11月に実施される「Porsche Motorsport Junior Programme Shoot-Out」にもノミネートされており、さらなるステップアップへの期待が高まっている。

2027年のタレント・プール・プログラムは、11月20日まで応募を受け付け、11月25日に選考結果を通知する予定だ。選考テストは12月10日にポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)で行われる。

2027年タレント・プール・プログラム選考概要

  • 応募締切……2026年11月20日
  • 選考結果通知……2026年11月25日(予定)
  • 選考テスト……2026年12月10日
  • 会場……ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
  • 選出人数……最大5名
  • 参戦支援……エントリーフィー150万円還元
  • タイヤ支援……ミシュランタイヤ最大8セット

応募方法などの問い合わせは、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン事務局(carreracupjapan@porschemotorsport-ap.com)で受け付ける。

新型911 Cupの導入とPCCAとの連携強化、そして若手ドライバーの育成支援。2027年のPCCJは、シリーズの競技環境を刷新するとともに、国際舞台を目指すドライバーに新たな機会を提供するシーズンとなりそうだ。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。