2026年9月26日、富士スピードウェイでポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)2026シーズンの第10戦「MICHELIN Challenge」と第11戦が開催された。雨に見舞われたシーズン最後の2レースを経て、#99 渡会太一がオーバーオールのシリーズチャンピオンを獲得。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAが王座に輝いた。

第10戦:#60 伊東黎明が今季初勝利、#99 渡会太一の王座が決定

第10戦は雨のなかで行われた。前日の予選ベストタイムによって決められたグリッドでは、今季3度目のポールポジションを獲得した#60 伊東黎明が先頭に立ち、#78 木村偉織が2番手。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスはすでに今季のクラス王者を決めている#17 IKEDAがそれぞれクラスポールを獲得した。

朝から雨が降り続く富士スピードウェイでは、10時57分にフォーメーションラップがスタート。14台はセーフティーカー(SC)の先導で2周を走り、3周目にレースがリスタートした。

#60 伊東はリスタートをうまく決め、2番手の#78 木村との間にマージンを築く。3周終了時点でその差は1秒401。その後は雨脚が徐々に強まり、ペースを上げにくいコンディションとなったが、両者の差は1秒5前後のまま推移する。

最後までトップを守った#60 伊東が、2025年のPCCJ第8戦SUGO大会以来となる勝利を挙げ、今季初優勝を飾った。2位には#78 木村、3位には#99 渡会が入った。

この結果、#99 渡会は175点に伸ばし、今大会を欠場したロベルト・デ・ハーンを抜いてランキング首位に浮上。さらに#60 伊東、#78 木村とのポイント差が25点以上となったため、最終戦を待たずして#99 渡会の2026年シリーズチャンピオンが決定した。

プロアマクラスでは、#16 Hiroがポール・トゥ・ウィンで今季4勝目をマーク。#88 Tiger Wuを逆転し、3.5点差でランキングトップに立って最終戦を迎えることになった。

アマクラスでは#17 IKEDAが、プロアマクラスの#77 浜崎大とのバトルを繰り広げながら今季9勝目を獲得。2位は#27 SOUICHIROU MANO、3位は#83 芳賀誠となった。

第11戦:#78 木村偉織が初優勝、プロアマは#16 Hiroが王座獲得

2026年シーズンの最終戦となる第11戦は、予選のセカンドベストタイムによってスターティンググリッドが決められ、#78 木村がポールポジションを獲得。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAがそれぞれクラスポールからスタートした。

午後になると雨量が増え、同日に行われていたWECの予選がキャンセルされるほどの悪天候となった。その後、雨脚が弱まったことからPCCJ第11戦は予定どおり準備が進められ、15時55分にフォーメーションラップがスタートした。

第10戦と同様にSC先導でレースが始まり、4周目にリスタート。#78 木村がトップで1コーナーを通過すると、2番手の#99 渡会が約0秒5の差で追走し、一騎打ちの展開となる。

レースが動いたのは10周目だった。セクター3で#99 渡会が#78 木村に仕掛けたものの、両車は接触。#99 渡会はスピンしてコースアウトし、復帰したものの4番手まで順位を落とした。

一方の#78 木村は接触による大きな影響を受けることなく、そのままトップを守ってチェッカードフラッグを受け、シーズン最終戦で今季初勝利を手にした。2位には#60 伊東、3位には#66 ラックラン・ブロクサムが入り、ブロクサムは日本で初のPCCJ表彰台を獲得した。

最終的なシリーズランキングは、#99 渡会がチャンピオン、#78 木村が2位、#60 伊東が3位となった。

プロアマクラスでは#16 Hiroがクラスポールからトップを守り切って優勝。第10戦でランキング首位に浮上した勢いのまま最終戦も制し、2025年のアマクラスに続いて2年連続となるクラスチャンピオンを獲得した。2位は#95 ブレット・ボウルトン、3位は#88 Tiger Wuとなった。

すでにタイトルを決めていたアマクラスでは、#17 IKEDAが最終戦でも優勝し、今季10勝目をマーク。全戦完走、ノーアクシデントというシーズンを締めくくった。2位には#83 芳賀誠、3位には#27 SOUICHIROU MANO、4位にはレース参戦初年度の#29 Kiyominが入った。

WEC富士6時間耐久レースのサポートレースとして開催された富士大会をもって、PCCJの2026年シーズンは終了。同時に、2022年から使用されてきた「911 GT3カップ(タイプ992)」によるPCCJも最後のレースを迎えた。

2027年シーズンからは新型「911 Cup(Type 992.2)」が導入され、PCCJは新たな時代を迎える。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。