2026年9月12日〜13日、三重県の鈴鹿サーキットで「Japan Cup 2026 Round 7&8 SUZUKA」が開催され、GT3 Pro-Amクラスに参戦したHitotsuyama with CORNES RACINGが2連勝し、シリーズ2連覇を果たした。

GTマシンによるスプリントレースシリーズとして年々人気が高まるJapan Cup。2026年も、昨年同様、スポーツランドSUGO、富士スピードウェイ、岡山国際サーキット、鈴鹿サーキットで4大会8レースが開催される。

最終大会となる鈴鹿サーキットには、GT3クラス:12台、GT4クラス:4台の計16台がエントリー。このうち、総合優勝が狙えるGT3 Pro-Amが8台を占めている。

Volkswagenグループ傘下のブランドでは以下の4台が参加した。

  • 9号車 BINGO RACING with LM corsa/Porsche 911 GT3 R[GT3 Pro-Am]……武井真司/笹原右京
  • 19号車 The Spirit of FFF Racing/Lamborghini Huracan GT3 EVO2[GT3 Am]……大蔵峰樹/濱口 弘
  • 27号車 AWD Racing/Audi R8 LMS GT3 EVO II[GT3 Pro-Am]……Jesse Swinimer/Jake Parsons
  • 82号車 ZENKO RS GARAGE with SUNRISE BLVD./Porsche 718 Cayman GT4 RS CS[GT4 Pro-Am]……牧野善知/末廣武士

Race 1 (Round 7)

9月12日13時45分にローリングラップが始まったレース1は、スタートで45号車・辻子依旦選手(PONOS RACING Ferrari 296 GT3 EVO)がトップを守る一方、1号車・都筑晶裕選手(Hitotsuyama with CORNES RACING Ferrari 296 GT3)は2コーナーで行き場を失い、ひとつポジションを落として5番手へ後退。さらに27号車がストップしたことでSCが導入され、4周目からレースが再開された。

都筑選手は4番手の88号車・植松忠雄選手(miracolo TOKYO McLaren 720S GT3)を追い、9周目には0.298秒差まで接近するものの、オーバーテイクには至らない。10周目を終えたところでピットに入り、川端選手へドライバー交代した。

ここから1号車の川端伸太朗選手が一気に追い上げる。川端選手は12周目に24号車・元嶋佑弥選手(Max Racing Mercedes-AMG GT3 Evo)をかわして総合2番手へ浮上。さらに15周目にはトップを走る19号車・濱口弘選手(The Spirit of FFF Racing Lamborghini Huracan GT3 EVO2)をシケインでオーバーテイクし、首位を奪った。

その後は24号車・元嶋選手が2番手へ浮上して1号車を追う。終盤にはその差が縮まったものの、川端選手はトップを守り切り、27周を走ってチェッカーフラッグを受けた。

2位には24号車・柴田選手/元嶋選手、3位には88号車・植松選手/山下健太選手が入った。

一方、19号車は4位、9号車は5位、27号車は8位。GT4の82号車は総合12位でクラス優勝を果たしている。

シリーズチャンピオン争いでは1号車が勝利する一方、ライバルの24号車も2位を確保した結果、タイトルの行方は翌日のシーズン最終戦Race2(Round 8)へ持ち越された。

Race 2 (Round 8)

9月13日、あいにくの雨模様となった鈴鹿サーキットでは、9時10分、SC先導でレースがスタートとなった。SCが解除されると1号車・川端選手がトップをキープ。4周目終了時には2番手555号車・横溝直輝選手(MAEZAWA RACING Ferrari 296 GT3 EVO)との差を2.698秒まで広げた。

しかし5周目、44号車のクラッシュによりFCYが導入され、直後に赤旗中断となる。約16分後にSC先導で再開され、9周目からグリーンに。川端選手は再びリードを築き、12周目終了時にピットへ向かった。

1号車は川端選手から都筑選手へ交代。15秒のサクセスピットストップもあり、コース復帰時には5番手まで順位を下げたが、各車のピットストップが完了した13周目終了時には3番手となった。

ここから都筑選手が反撃する。14周目にS字で9号車・笹原右京選手(BINGO RACING with LM corsa Porsche 911 GT3 R (992) Evo)をかわして2番手へ。続く15周目には555号車とテール・トゥ・ノーズの争いを繰り広げ、最終コーナーからストレートにかけてトップを奪還した。

終盤は88号車・山下選手が急接近。21周目にはわずか0.479秒差となり、22周目のシケインでもインをうかがわれる緊迫した展開となった。

88号車に逆転されればシリーズランキングでも2位となる状況だったが、都筑選手はトップを死守。23周目のファイナルラップも首位を守り、1.040秒差でチェッカーフラッグを受けた。

2位は88号車・植松選手/山下選手、3位は555号車・前澤友作選手/横溝選手、タイトルを争った24号車・柴田選手/元嶋選手は4位となった。

一方、19号車は5位、9号車は7位、27号車は11位。GT4の82号車は総合12位でクラス優勝を果たしている。

シリーズタイトル争いは、レース1を制してタイトルへの望みを最終戦につないだ1号車が、レース2でもポールポジションから勝利。一方、24号車が4位となったことで、ともにポイントは135になったが、優勝回数の多い1号車のHitotsuyama with CORNES RACINGが昨シーズンに続きこの2026シーズンもシリーズチャンピオンに輝いた。

また、GT4ではZENKO RS GARAGE with SUNRISE BLVD.がシリーズタイトルを獲得している。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi)