2026年8月2日、静岡県の富士スピードウェイで2026 AUTOBACS SUPER GT Round 4「FUJI GT 300km RACE」が開催された。56,400人ものファンが来場し、真夏の富士を舞台に繰り広げられた白熱のバトルを見守った。

第4戦の富士には、FIA GT3などが集うGT300クラスには29台がエントリーし、フォルクスワーゲングループ傘下のブランドとしては、PORSCHE 911 GT3R EVOが1台、LAMBORGHINI HURACAN GT3 EVO2が2台参戦している。マシンとドライバーの顔ぶれは次のとおり。

  • #87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3……元嶋佑弥/松浦孝亮
  • #88 VENTENY Lamborghini GT3……小暮卓史/ダニール・クビアト
  • #666 seven × seven PORSCHE GT3R EVO……スヴェン・ミューラー/藤波清斗

公式予選

8月1日の午後、真夏の強い日差しが降り注ぐ富士スピードウェイではノックアウト方式の予選が行われた。最初に行われたQ1 A組では、#666 seven × seven PORSCHE GT3R EVOのミュラー選手が1分37秒861の4番手、#87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3の元嶋選手が1分38秒050の9番手でQ2進出を果たす一方、#88 VENTENY Lamborghini GT3の小暮選手は1分38秒398の11番手でQ1突破は叶わず、21番手からのスタートが確定した。

そしてQ2では、#666 seven × seven PORSCHE GT3R EVOの藤波選手が1分37秒712で15番手から、#87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3の松浦選手が1分37秒935で17番手からのスタートとなった。

ポールポジションはGT300クラスでは、新たに川端伸太朗選手をドライバーに迎えた#45 PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端)が、GT500クラスでは#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)がそれぞれ獲得している。

#45 PONOS FERRARI 296 EVO

決勝

8月2日13時30分、スタート直前ににわか雨に見舞われた富士スピードウェイでは、決勝レースがスタートした。

スタート直前に雨が降ったことで路面はウェットコンディションとなり、安全を考慮してセーフティカー先導でレースが始まる。しかし、5周目のリスタート直後にアクシデントが発生し、レースは赤旗中断。約1時間後、完全なドライコンディションとなったコースで再開された。

レース前半はポールポジションの#45 PONOS FERRARI 296 EVOがトップを快走し、#60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)が続く展開。一方、後方からは#52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)、さらに7番手スタートの#32 ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/鈴木斗輝哉)が力強い追い上げを見せ、上位争いは一気に激しさを増した。

レース後半はピット戦略が勝敗を左右した。#52 Green Brave GR Supra GTは最後にピットインすると、フロントタイヤのみを交換する2本交換作戦を選択。作業時間を短縮したことで#45 PONOS FERRARI 296 EVOの前でコースへ復帰し、温まり切らないタイヤを巧みにマネジメントしながら首位をキープした。背後では#45 PONOS FERRARI 296 EVOと#7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/梅垣 清)が競り合ったことで#52 Green Brave GR Supra GTはリードを築き、そのままトップチェッカーを受けた。

#52 Green Brave GR Supra GT

一方、2位争いは#32 ENEOS X PRIME AMG GT3、#7 CARGUY Ferrari 296 GT3、そして#45 PONOS FERRARI 296 EVOによる三つ巴の戦いに発展。ファイナルラップまで続いた激しい攻防を制した#32 ENEOS X PRIME AMG GT3が2位でフィニッシュし、チーム初表彰台を獲得した。3位には#7 CARGUY Ferrari 296 GT3が入り、梅垣も自身初表彰台を獲得。ポールポジションからレース中盤まで首位を守った#45 PONOS FERRARI 296 EVOは、惜しくも表彰台に届かず4位となった。

Porsche、Lamborghini勢では、#666 seven × seven PORSCHE GT3R EVOが6位入賞を果たす一方、#88 VENTENY Lamborghini GT3が17位、#87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3が25位でレースを終えている。

GT300クラス 決勝結果

順位No.マシンドライバー
152Green Brave GR Supra GT吉田広樹/野中誠太
232ENEOS X PRIME AMG GT3石浦宏明/鈴木斗輝哉
37CARGUY Ferrari 296 GT3ザック・オサリバン/梅垣清
6666seven × seven PORSCHE GT3R EVOスヴェン・ミューラー/藤波清斗
1788VENTENY Lamborghini GT3小暮卓史/ダニール・クビアト
2587OPEN HOUSE Lamborghini GT3元嶋佑弥/松浦孝亮

GT500クラスでは、#100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が予選2位から逆転優勝を飾り、HRC PRELUDE-GTに初勝利をもたらした。

#100 STANLEY HRC PRELUDE-GT

GT500クラス 決勝結果

順位No.マシンドライバー
1100STANLEY HRC PRELUDE-GTau TOM'S GR Supra山本尚貴/牧野任祐
28#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT太田格之進/大津弘樹
337Deloitte TOM'S GR Supra笹原右京/ジュリアーノ・アレジ

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, GTA)