2026年7月18日〜19日、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)2026シリーズ第4戦MICHELIN Challengeと第5戦Mobil 1 Challengeが富士スピードウェイで開催された。
オーバーオールでは、#99 渡会太一が第4戦で最終ラップの逆転劇を演じて今季初優勝を飾ると、翌日の第5戦でも#60 伊東黎明との接戦を制し、富士大会2連勝を達成した。
第4戦は最終ラップで渡会が逆転
7月18日に行われた第4戦MICHELIN Challenge。午前中に行われた公式予選では、2024年PCCJチャンピオンの#60 伊東黎明がポールポジションを獲得。2番手には2025年PCCJチャンピオンの#78 木村偉織、3番手には2025-2026ポルシェ・カレラカップ・ミドルイーストのオーバーオールチャンピオンである#99 渡会太一が続いた。
#60 伊東と#78 木村のタイム差はわずか0秒070、さらに#78 木村と#99 渡会の差も0秒158と、3人のチャンピオン経験者が僅差で上位グリッドを占めた。
14時15分にフォーメーションラップが始まり、各車がグリッドに着くとレーススタート。ポールポジションの#60 伊東がトップで1コーナーを通過する一方、2番手の#78 木村は4番手から好スタートを切った#16 Hiroと1コーナーで接触。3番手スタートの#99 渡会は、このアクシデントをうまく回避して2番手へ浮上した。
オープニングラップ終了時点で、トップの#60 伊東と2番手#99 渡会との差は2秒243。しかし、ニュータイヤを2本投入していた#99 渡会が徐々にその差を縮め、6周目には0秒737、8周目には0秒399まで接近する。
それでも#60 伊東は、背後からプレッシャーをかける#99 渡会を抑えながらトップを守り続ける。しかし迎えた最終ラップ、#99 渡会が1コーナーで勝負に出て、ついに#60 伊東をオーバーテイク。そのまま#60 伊東の追撃を振り切り、今シーズン初優勝を飾った。
フィニッシュ時の2台のタイム差はわずか0秒085。最後まで目の離せない接戦となった。
#99 渡会は「本当に最終ラップの1コーナーで仕掛けて、抜くことができて良かったです。最後は自分もタイヤが厳しかったのですが、それは伊東選手も一緒なので。この調子で明日も勝てたら嬉しいですね」とコメント。
一方、惜しくも2位となった#60 伊東は、「最後まで抑えきれると思ったのですが、ブレーキング勝負で前に行かれてしまいました。明日はこの悔しさを晴らせるように、ポール・トゥ・ウィンを狙います」と雪辱を誓った。
スタート直後のアクシデントで大きく順位を落とした#78 木村は、その後怒濤の追い上げを見せ、3位でフィニッシュした。
プロアマクラスでは、#84 Masa TAGAがトップチェッカーを受け、クラス初優勝を達成。「予選のセットから大幅に変更してもらい、だいぶ走りやすくなっていました。でも優勝できるとは思っていなかったので、諦めなくて良かったです」と喜びを語った。
アマクラスでは、#17 IKEDAがプロアマクラスのマシンともバトルを繰り広げながら総合6位でフィニッシュし、開幕から3連勝を達成。2位には#27 SOUICHIROU MANO、3位には#29 Kiyominが入った。
第5戦も渡会と伊東が0秒086差の大接戦
翌19日に行われた第5戦Mobil 1 Challengeは、前日の予選で記録したセカンドベストタイムによってグリッドが決定。オーバーオールのポールポジションは第4戦に続いて#60 伊東が獲得し、2番手に#99 渡会、3番手に#78 木村が並んだ。
プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAが、それぞれクラスのポールポジションからスタートした。
2日間にわたって雨に見舞われた富士大会だったが、19日の朝には雨が止んだ。ただしコースの一部にはまだ濡れた場所が残る難しいコンディションとなった。
8時15分にフォーメーションラップが始まり、レースがスタートすると、好スタートを決めたのは2番手の#99 渡会だった。イン側から1コーナーを制してトップに立つと、#60 伊東、#78 木村がその後方に続いた。
1周目終了時点で#99 渡会と#60 伊東の差は0秒393、#78 木村もトップから0秒525差につけ、序盤は3台による接近戦が展開された。
その後、トップ2台と3番手#78 木村との差は徐々に広がり、優勝争いは#99 渡会と#60 伊東に絞られていく。#60 伊東は5周目にファステストラップを記録してプレッシャーをかけるものの、#99 渡会は安定したペースでトップをキープ。10周目には両者の差が1秒以上に広がり、14周目には3秒056となった。
#99 渡会の連勝が濃厚と思われたが、ドラマは最終ラップに待っていた。最終コーナーでトップの#99 渡会が突如失速し、#60 伊東が一気にその背後へ迫る。
最後のホームストレートでは2台がほぼ並んでチェッカーへ。勝負を制したのは#99 渡会で、その差はわずか0秒086だった。前日の第4戦に続いて僅差の勝負をものにし、富士大会2連勝を達成した。
#99 渡会は「スタートから上手くレースを組み立てられましたが、最後は危なかったですね。でも何とか逃げ切って連勝を飾れたので、チャンピオン獲得を目指して頑張っていきます」とコメント。
2戦連続で僅差の2位となった#60 伊東は、「今日はスタートがすべてでしたね。最後はあと一歩足りなかったので……。次の菅生は得意なコースなので、今回負けた分はしっかり取り返します」と、次戦での雪辱を誓った。
プロアマクラスでは、ポールポジションからスタートした#16 Hiroが、スタートからフィニッシュまでトップを守り切ってクラス初優勝。「ようやくですね。ここからが本当のスタートだと思うので頑張ります」と語った。2位は#88 Tiger Wu、3位は#77 浜崎大となった。
アマクラスでは、ポールポジションの#17 IKEDAがスタートで出遅れたものの、2周目に#27 SOUICHIROU MANOをかわしてクラストップに浮上。その後は安定した走りでリードを守り、4連勝を達成した。2位は#27 SOUICHIROU MANO、3位は#29 Kiyominだった。
富士大会を終えた時点で、オーバーオールのポイントランキングは2連勝を飾った#99 渡会が97ポイントでトップに立ち、#60 伊東が82ポイントで2位。両者の差は15ポイントとなった。
次回のPCCJ第6戦、第7戦は、8月8日と9日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される予定。シーズン後半戦を迎え、#99 渡会と#60 伊東を中心とするチャンピオン争いは、さらに激しさを増しそうだ。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。