PorscheのカスタマーチームであるMantheyが、6月13日〜14日に開催される第94回ルマン24時間レースのLMGT3クラスに2台のPorsche 911 GT3 Rを投入する。過去2年連続でクラス優勝を果たしているMantheyは、3連覇を目指して伝統の耐久レースに挑む。

今年のManthey勢は、91号車「Manthey DK Engineering」と92号車「The Bend Manthey」の2台体制。いずれのマシンも、1951年にルマンでクラス優勝を果たしたPorsche 356 SL Coupéへのオマージュとして、特別なシルバーのカラーリングをまとって参戦する。

ルマン24時間レースは、FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦として開催されるシーズン最大のイベントだ。全長13.626kmのサルトサーキットには、3クラス合計186名のドライバーがエントリーし、30万人を超える観客の来場が見込まれている。LMGT3クラスには9メーカー・25台が参戦し、激しい戦いが予想される。

テストデーでも速さを披露

決戦を前に行われた公式テストデーでは、91号車のPorsche 911 GT3 RがGT3勢の2番手タイムを記録。速さだけでなく安定したラップタイムも示し、本番に向けて好調な仕上がりを見せている。

Porsche Motorsport担当副社長のトーマス・ラウデンバッハ氏は、「過去2年間の成功を考えれば、2026年の目標はクラス優勝以外にない」とコメント。「LMGT3は非常に競争が激しいカテゴリーだが、Mantheyの実力とドライバー陣の経験を信頼している」と期待を寄せた。

DTM王者とルマンの名手が参戦

91号車には、2025年DTMチャンピオンであり元ポルシェジュニアでもあるアヤンジャン・ギュベンが乗り込む。チームメイトはジェームス・コッティンガムとティムール・ボグスラフスキーだ。

一方の92号車には、ルマンで6度のクラス優勝を誇るリヒャルト・リエツが参戦。ヤッサー・シャヒン、リカルド・ペラとともにステアリングを握る。リエツはPorscheを代表する耐久レースドライバーのひとりであり、今回も優勝候補の中心的存在となる。

ギュベンは「パッケージは非常に強力で、シーズン序盤の結果もそれを証明している。ルマンでPorscheとMantheyの連勝を続けたい」と意気込みを語った。

また、リエツは「残りのプラクティスでは、全ドライバーが快適に走れるセットアップを目指したい。天候は変わりやすい予報だが、この特別なコースでの一周一周を楽しみたい」とコメントしている。

ポルシェ75周年に花を添えられるか

ルマン24時間レースは、Porscheにとって特別な意味を持つ舞台だ。総合優勝19回を誇る同社は、ルマン史上最多勝記録を保持している。2026年はPorsche Motorsport 75周年の節目でもあり、MantheyによるLMGT3クラス3連覇が実現すれば、ブランドにとって大きな記念碑となる。

さらに今年は、サポートレースとして開催されるPorsche Carrera Cup Brazilに、俳優のマイケル・ファスベンダーがゲスト参戦することも話題となっている。ファスベンダーは2022年と2023年にPorsche 911 RSRでルマン24時間レースへ参戦した経験を持つ。

過去2年にわたってLMGT3カテゴリーを制してきたManthey。今年も強力なドライバーラインアップと実績十分のPorsche 911 GT3 Rを武器に、ルマンの頂点を狙う。Porsche 75周年の節目を祝う3連覇達成なるか、その戦いに注目が集まる。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。