2026年5月12日、Porscheは、5月16日〜17日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」に向けた参戦概要を発表した。Porscheはカスタマーチームとともに、通算14回目となる総合優勝を目指し、GT3規定のトップカテゴリー「SP9」に最新仕様の「Porsche 911 GT3 R」を13台投入する。
“グリーンヘル”の異名で知られるニュルブルクリンク24時間レースは、世界でもっとも過酷な耐久レースのひとつとして知られる。2026年大会には161台がエントリーし、そのうち約60台がPorsche勢となる見込みで、同ブランドが再び最大勢力としてイベントを支える形となった。
SP9クラスには9メーカー・41台が参戦予定で、その中でもPorsche陣営は最大勢力を形成する。とくに注目されるのが、フルプロドライバー体制を敷く6台の「Porsche 911 GT3 R」だ。Manthey、Falken Motorsports、Dinamic GTなど有力チームが参戦し、総合優勝争いの中心になるとみられている。
なかでもMantheyの“グレロ”こと911 GT3 Rは、事前開催された予選レース「Qualifier」で3位を獲得しており、本戦に向けた高い戦闘力を示した。
ドライバーラインアップにも注目が集まる。クラウス・バッハラー、ミハエル・クリステンセン、トーマス・プライニング、アインジャン・ギュベン、ローリン・ハインリッヒら、Porscheのジュニア育成プログラム出身ドライバー9名がトップカテゴリーの911 GT3 Rをドライブする。若手育成からトップカテゴリーへとつなげるPorsche Motorsportの方針が、今回の陣容にも色濃く反映されている。
今回投入される「Porsche 911 GT3 R」は、992世代をベースとした進化版モデルである。Porsche Motorsportセールス責任者のミヒャエル・ドライザー氏は、「カスタマーチームのニーズに焦点を当てた結果、SP9クラスに13台もの911 GT3 Rが並ぶことになった」と説明する。さらに、「2026年仕様は細部にわたって改良されており、開幕戦や予選レースからも今年の競争レベルの高さがうかがえる」とコメント。タイヤメーカーが6ブランドに分かれることから、戦略面でも幅広い可能性があると述べている。
ニュルブルクリンク24時間レースは1970年に初開催され、2026年で54回目を迎える。現在は全長25.378kmのノルドシュライフェとグランプリコースを組み合わせたレイアウトが使用されており、70以上のコーナーと最大18%の勾配を持つ極めてテクニカルなコースとして知られる。長い「ドッティンガー・ヘーエ」では最高速度280km/h超に達するマシンも存在する。
Porscheにとってニュルブルクリンクは単なるレース会場ではない。市販車開発の拠点でもあり、すべてのロードカーがノルドシュライフェでテストされる。また、Porscheはこの“グリーンヘル”で絶対ラップレコードも保持しているという。
ドライバーたちもレースへの特別な思いを語っている。Lionspeed GPから参戦するローリン・ハインリッヒは「ニュル24時間は、すべてのドライバーにとって勝ちたいレースだ」とコメント。アインジャン・ギュベンは「過去2年連続で2位に終わっている。今年こそ優勝を狙う」と語り、“オールイン”の覚悟で挑む姿勢を示した。
2026年のニュルブルクリンク24時間レースは、5月16日15時(現地時間)にスタート予定。世界中から20万人以上の観客が訪れると見込まれており、Porsche勢が14度目の総合優勝を達成できるかに注目が集まる。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。