2025年7月19日〜20日、静岡県の富士スピードウェイで、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2025シリーズ第6戦〜第7戦が行われ、#7 卜部和久選手が両レースを制した。

#7 卜部和久

第6戦

7月19日、夏の日差しが降り注ぎ、気温31℃、路面温度42℃と厳しいコンディションになった富士スピードウェイでは、13時10分から第6戦“MICHELIN Challenge”の決勝レースが行われた。同日午前に行われた公式予選によりスターティンググリッドが決定され、ポールポジションは#7 卜部選手が獲得している。

レースはスタートで首位を守った#7 卜部選手が、途中導入されたセーフティカーランが解除されたあともポジションを明け渡すことなく、トップでチェッカードフラッグを受けて今季2勝目を挙げた。2位は#99 渡会太一選手、3位が#78 木村偉織選手。プロアマクラスは、#66 BANKCY選手が第2戦から5連勝。アマクラスは、#27 Jesse Swinimer選手がデビュー戦で初勝利を手にしている。

第7戦

7月20日も好天に恵まれた富士スピードウェイでは、9時から第7戦“Mobil 1 Challenge”の決勝レースが行われた。スターティンググリッドは前日19日に行われた予選のセカンドベストタイムで決まり、#7 卜部選手が2戦連続でポールポジションを獲得している。

レースはポールポジションの#7 卜部選手と2番グリッドの#99 渡会選手が中盤以降、激しいトップ争いを演じ、勝負はファイナルラップまでもつれ込んだ。2台は第3セクターでサイドバイサイドのバトルとなり、最終コーナーで#99 渡会選手がついにトップに踊り出て、そのままフィニッシュ。ところが、#99 渡会選手のオーバーテイクに対して30秒のタイムペナルティが科されたため、#7 卜部選手が優勝。2位が#78 木村選手、3位が#60 伊東黎明選手という結果になった。

プロアマクラスは#66 BANKCY選手が連勝を6に伸ばした。アマクラスは#16 Hiro選手が今シーズン5勝目を挙げている。

次のPCCJ第8-9戦は、8月9日〜10日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Porsche Japan)