2025年5月17日〜18日、Formula Eが東京・有明の市街地コースで行われ、第9戦でポルシェワークスのパスカル・ウェーレインとクプラ・キロのダニエル・ティクトゥムが表彰台を獲得した。

第8戦

第8戦が行われた5月17日は、朝からの雨の影響で午前中の予選が中止になり、スターティンググリッドはフリープラクティス2の順で決定された。

ポルシェワークス勢は、11番グリッドからスタートした#13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが4つポジションを上げて7位でフィニッシュした。

一方、17番グリッドから追い上げを図った#1 パスカル・ウェーレインは13位でフィニッシュしている。

ポルシェカスタマーチームのクプラ・キロから参戦する#33 ダン・ティクトゥムは、カスタマーチームとしては過去最高位の5位と健闘した。

第8戦のウイナーは、日本でもおなじみの#2 ストフェル・ヴァンドーン(マセラティMSGレーシング)。

第9戦

前日とは打って変わって、好天に恵まれた5月18日、まずは午前に予選が行われ、#1 ウェーレインが3番手、#13 ダ・コスタが7番手、#33 ティクトゥムが2番グリッドを獲得した。

決勝では#1 ウェーレインと#33 ティクトゥム、そして、#23 オリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム)が首位争いを演じ、#1 ウェーレインが2位でフィニッシュした。

これに#33 ティクトゥムが3番手で続き、ポルシェを駆る2名が表彰台を獲得している。

さらにカスタマーチームのアンドレッティフォーミュラから参戦している#27 Eジェイク・デニスが4位でゴールし、ポルシェ勢の速さを見せつける結果になった。一方、#13 ダ・コスタは序盤に他車と接触し、残念ながらリタイヤとなっている。

優勝は#23 ローランド。第9戦を終えた時点で、ドライバーランキングでは#23 ローランドが161ポイントでトップに立っており、これを#1 ウェーレインが84ポイント、#13 ダ・コスタが73ポイントで追う。一方、チームランキングは、ニッサン日産フォーミュラEチームが172にポイントを伸ばしてトップとなり、タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームは157ポイントでこれに続く。

次戦は5月31日〜6月1日に上海で第10戦と第11戦が開催される。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Porsche, Maserati, Nissan)