先週末はイベント三昧。

中でも、中でも、2024年3月24日〜25日の2日にわたって、東京・六本木ヒルズを中心に開催されたクラシックカーラリー「SUPER MUSEUM」(スーパーミュージアム)に行ってきました。

「スーパーミュージアム」は、堺正章氏が代表を務める「CLUB ROTONDO」(クラブ ロトンド)が主催するクラシックカーのラリーイベントで、しかも、これは自分から参加するのではなく、招待制。

世界に誇ることができる希少で厳選されたクラシックカーを20台招待するため、参加者は参加費用が無料。通常、クラシックカーのラリーやイベントは参加者が数万円~数十万円を支払って参加します。

世界的に有名な本国のラフェスタ ミッレミリアは、1万ユーロ(約160万円)強とのこと。ちなみに来月、日本で行われる「La Festa Mille Miglia 2024」の参加費は、5日間で1台60万円。なかなかの金額です。

さらに選りすぐりの貴重なクルマというお墨付きをもらえたことになるのですから、クラシックカーのイベントやラリーに参加するようなオーナーさんは嬉しくないはずがありません。

「スーパーミュージアム」は、昨年から始まり、今年で2回目。2日間行われます。

今年もスタートとゴールは六本木ヒルズアリーナ。今年の目玉は、ANAの格納庫で航空機と一緒に記念撮影だったとか。これは、参加者だけのお楽しみのようですが…。

というわけで、参加車両は超貴重なクルマばかりですが、中でも注目なのは2台のポルシェ。

1961年式「ポルシェ356」と1955年式「ポルシェ550スパイダー1500RS」。

ポルシェ356は、毎年、ひたちなかのクラシックラリーでお世話になっている方のもので、ちなみにこちらの方、14台の「ポルシェ356」を所有し、その中の1台だとか。

なぜその356コレクションの中からこの個体を選んだのか聞いてみると「いろいろ考えて、僕が持っている356の中で一番上品で神々しいクルマを選んだつもりです。356は古ければ古いほど、フェルナンド・ポルシェの精神を感じます。356でポルシェの神髄をお見せするにはあの51年式の356が一番と考えて選びました。あの51年式に乗ると神聖な気持ちになれますよ」とのこと。

一方の「550スパイダー」は、2年ほど前にドイツで購入し、レストアして数か月前に日本へ。「550スパイダー」といえば、故ジェームス・ディーンの愛車。そしてこのクルマで事故を起こし、ジェームス・ディーンは亡くなったことでも知られる、あまりに有名なクルマ。

550スパイダーの「550」は、車両重量550㎏。リアミッドシップに搭載された1498ccの4気筒水平対向エンジン。110馬力。最高速は230㎞/h。ディーンの愛車は車台番号が「55」で、この車は「57」。

販売期間は1954年から1956年で、生産されたのは約100台。そのうち現存しているのは30台ほど。

実車はとても美しいスポーツカーでした。気になるのはお値段ですが…凄いことになってます(笑)。

そして私のyoutube「吉田由美ちゃんねる」でもご紹介しています。
ぜひこちらもご覧くださいませ~。

●「PORSCHE 550スパイダー」ジェームス・ディーンのとは車台ナンバー2番違いの超お宝グルマが日本に!「SUPER MUSEUM2024」吉田由美ちゃんねる、yumi yoshida
https://youtu.be/QgoxPb5_7wI?si=XISM1SdQD-QoNag0

(Text & Photo by Yumi Yoshida)