ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第9-10戦の予選を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2023年8⽉26⽇(土)に開催と発表した。

♯60 小河諒選手

*セッション開始時のコンディションは以下のとおり。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:33度 路面:50度(セッション開始時)

大会・全11戦で競われている今シーズンのPCCJも、5大会目の第9-10戦を鈴鹿サーキットで迎えた。

前回の鈴鹿ラウンドは、6月3〜4日に行われた第5-6戦であったため、約2カ月半振りの鈴鹿決戦となる。予選前日の25日(金)午前中に専有走行が2回実施され、昨年の王者である#60 小河諒選手が2分05秒144の総合トップタイムをマーク。プロアマクラスは#10 MOTOKI選手が2分06秒046でトップに、アマクラスは今回PCCJ初参戦となる#31 OOKA選手が2分08秒163のトップタイムを記録した。

26日の予選日は、朝から青空が広がり予選開始となる13時05分に気温は33度まで上昇する。予選開始とともに12台のマシンは一斉にコースインし、3周目から各車とも本格的なタイムアタックを開始する。

♯91 佐藤巧望選手

この3周目に、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望選手が2分04秒801を記録し、対する#60 小河選手は2分04秒807と、#91 佐藤選手が#60 小河選手を0秒006上回る。しかしその後、#91 佐藤選手のタイムアタック時に走路外走行があったと判定され、タイムを抹消されてしまう。結果、トップに立った#60 小河選手はタイヤ交換後、残り10分で再びタイムアタックを行い、2分04秒537で開幕戦から9戦連続となるポールポジションを獲得。

「今日はポールポジションを獲得できましたが、前大会から佐藤選手との差は詰まってきているので、決勝は気を引き締めて挑みたいと思います」と、#60 小河選手は決勝に向けて気合いが入る。

一方の#91 佐藤選手は「タイム抹消、その後のアタックでもミスをするなど、今日は自分のミスが大きかったです。決勝は気持ちを切り替えて挑み、小河選手にレース序盤から勝負を仕掛けていきたいと思います」と、決勝での巻き返しを誓う。

#10 MOTOKI選手

プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKI選手が2分05秒456を記録して、第3戦から7戦連続のクラスポールポジションを獲得。

「タイヤの内圧でミスをしてしまい、思ったようにタイムアップを図ることができませんでしたが、ポールポジションを獲得できて良かったです。決勝は課題のスタートをしっかりと決めたいと思います」と、#10 MOTOKI選手は決勝への意気込みを語る。

#98 IKARI選手

一方、2番手に終わった#98 IKARI選手は「予選でのタイム差を考えると、MOTOKI選手とはスタート勝負になると思います。なんとかそこで前に出たいですね」と、決勝に照準を合わせる。

#88 Tiger Wu選手

アマクラスのポールポジションは、現在クラスのポイントリーダーである#88 Tiger Wu選手が獲得。「セッティングを大きく変更したことが成功してポールポジションを獲得できました。チームに感謝します。前回の鈴鹿はスタートで失敗してしまったので、そこが課題です」と、#88 Tiger Wu選手は語る。

#31 OOKA選手

予選中のセカンドベストタイムで決定した第10戦の予選結果は、プロクラスは#60 小河選手、プロアマクラスは#10 MOTOKI選手と第9戦と同じになる。そして、アマクラスはPCCJ初参戦の#31 OOKA選手が見事に初ポールポジションを獲得し、「普段参戦するポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)はローリングスタートですが、PCCJはスタンディングスタートになるので、きっちり決められればと思います」と意気込みを語る。

#7 IKEDA選手

第9戦の決勝レースは26⽇(土)17時05分スタート(10周もしくは30分間)、第10戦は27⽇(日)10 時50分スタート(10周もしくは30分間)を予定する。なお、決勝レースは下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

#9 武井真司選手

●第9戦ライブ配信URL(配信予定:8月26日 17時~)
https://youtu.be/odrJ-oWOMdQ

●第10戦ライブ配信URL(配信予定:8月27日 10時45分~)
https://youtu.be/5Dh2bm1vL6s

(Text Toru Matsumura)