ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第7-8戦の予選を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2023年8⽉5⽇(土)に開催と発表した。

*セッション開始時のコンディションは以下のとおり。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:31度 路面:45度(セッション開始時)

今大会のレースでPCCJはシリーズ全11戦中の第7-8戦を迎えシーズン後半戦に突入。

しかも前回の第5-6戦(鈴鹿)は6月3〜4日開催と、今大会は約2カ月振りのPCCJ公式戦となる。

予選前日の4日(金)に行われた専有走行は午前中に2回開催された。1回目、2回目ともにトップタイムを記録したのは、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望選手で、1分41秒637により総合トップに。2番手は1分41秒679を記録した昨年の王者の#60 小河諒選手で、二人の差は0.042秒差であった。

プロアマクラスは#10 MOTOKI選手が1分42秒641でトップに、アマクラスは1分43秒752を記録した#88 Tiger Wu選手がトップとなった。

5日の予選日は、朝から晴天が広がりPCCJ予選が開始となる11時55分に気温は31度まで上昇。

真夏の日差しの中、コースオープンとなると12台のマシンが一斉にコースイン。3周目からタイムアップが図られ、4周目から本格的なタイムアタックが開始される。

この時点でトップタイムとなる1分42秒074を#60 小河選手が記録し、2番手には1分42秒123の#91 佐藤選手が着ける。その後、周回を重ねるがタイムアップしないため、7周目には各車ともピットイン。マシン整備をするとともに、ニュータイヤへと履き替えて予選後半のタイムアタックに備える。そして残り10分を切ると、各車とも最後のタイムアタックへと突入していく。ここでタイムを更新したのが、トップの#60 小河選手で1分41秒507を記録して、6戦連続のポールポジションを獲得。

#60 小河諒選手

しかし#60 小河選手は予選後、「昨日の専有走行では佐藤選手に負けており、今日の予選でもセクター3は彼の方が速かったと思います。そのため決勝では、スタートを決めて逃げ切りたいですね」と、自分に気合いを入れる。

#91 佐藤巧望選手

予選2番手となった#91 佐藤選手は、1分41秒689でトップの#60 小河選手とは0.173秒差。「タイムアタックのタイミングをうまく掴めなかったのが悔しいです。もっとタイムアップを図れたはずなので決勝はスタートで前に出られるように頑張ります」と、#91 佐藤選手は巻き返しを誓う。

#10 MOTOKI選手

プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKI選手がラストアタックで1分42秒408を記録してクラスポールポジションを獲得。「思った以上にタイムが伸びませんでしたが、最後に逆転してポールポジションを獲得できて良かったです。決勝ではスタートをしっかりと決めて、逃げ切りたいですね」と語る。

#9 武井真司選手

一方、0.126秒差で2番手に終わった#9 武井選手は、「今日は体調があまり良くなかったので、2番手を獲れて良かったです。決勝はMOTOKI選手とのバトルを楽しみたいと思います」と、レースでの巻き返しを狙う。

#88 Tiger Wu

アマクラスのポールポジションは、第2戦以来となる#88 Tiger Wu選手が獲得。「想像以上に暑かったので、思ったようなタイムを記録できませんでしたが、ポールポジションを獲得できて良かったです。決勝はゴールまでしっかりと走りきります」と語る。

#7 IKEDA選手

予選中のセカンドベストタイムで決定した第8戦の予選結果は第7戦と同じく、プロクラスは#60 小河選手、プロアマクラスは#10 MOTOKI選手、アマクラスは#88 Tiger Wu選手が、それぞれポールポジションを獲得した。

第7戦の決勝レースは5⽇(土)17時10分スタート(15周もしくは30分間)、第8戦は6⽇(日)9時20分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。なお、決勝レースは下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

●第7戦ライブ配信URL(配信予定:8月5日 17時05分~)
https://youtu.be/DqB3sPtr0bM

●第8戦ライブ配信URL(配信予定:8月6日 9時15分~)
https://youtu.be/9N5cwc1CUm8

(Text Toru Matsumura)