ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、5月3日、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第3戦 および 第4戦 Mobil 1 Challengeの予選を、富士スピードウェイで同日に開催と発表した。

*セッション開始時のコンディションは以下のとおり。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21度 路面:35度(セッション開始時)

予選前日の2日(火)に実施された専有走行は、プロクラスの#60 小河選手がトップタイムをマークして総合トップに。プロアマクラスは#9 武井選手が、アマクラスは#88 Tiger Wu選手がクラストップタイムを記録した。

#60 小河諒選手

予選日の3日は青空が広がり気温が上昇する中、12時05分から30分間でPCCJ公式予選が行われた。予選開始とともに12台のマシンが一斉にコースインし、本格的なタイムアタックは4周目から開始される。

#91 佐藤巧望選手

その4周目、まずポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤選手が1分40秒690を記録してトップに立つ。プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKI選手が1分41秒417を記録して、従来のクラスコースレコードを更新。

#10 MOTOKI選手

5周目には、#60 小河選手が1分40秒379を記録してトップに立つ。アマクラスは6周目に#7 IKEDA選手が1分42秒914を記録してクラストップに。この辺りから各車ともピットへ向い、セッティング調整とタイヤ交換をして後半のタイムアタックへと備える。

#9 武井真司選手

そして予選残り時間5分を切ると、各クラスのタイムアタックは激化していく。プロクラスは、#60 小河選手がタイムを縮めると#91 佐藤選手も引き離されまいとタイムアップを図るが、最終的に#60 小河選手が1分40秒127を記録してポールポジションを獲得。

#22 Zhou Bihuang選手

#60 小河選手は「ポールポジションは獲れましたが、目標としていたコースレコード更新ができなくて悔しいです。マシンセッティングを見直して、決勝では速さを見せたいと思います」と、決勝への自信を語る。一方の#91 佐藤は「うまくまとめることができず、思ったようにタイムアップが図れませんでした。決勝は小河選手に勝負を挑んで、逆転優勝を目指します」と、自らを奮い立たせる。

#7 IKEDA選手

プロアマクラスは最終的に1分41秒375のクラスコースレコードを記録した#10 MOTOKI選手がクラスポールポジションを獲得。「目標であった40秒台を記録できなかったのは悔しいです。決勝はベテランの方々に負けないように挑みたいと思います」と、#10 MOTOKI選手は決勝への意気込みを語る。なお、2番手の#9 武井真司選手、3番手の#22 Zhou Bihuang選手もクラスコースレコードを更新した。

#88 Tiger Wu選手

そしてアマクラスのポールポジションは、開幕大会の岡山で2連勝を飾った#88 Tiger Wu選手とのタイムアタック合戦を制した#7 IKED選手Aが獲得。「スタートをきっちりと決めて優勝を狙います」と力強く語る。

#2 林 雅弘選手

予選中のセカンドベストタイムで決定した第4戦Mobil 1 Challengeの予選結果は第3戦と同じく、プロクラスは#60 小河選手、プロアマクラスは#10 MOTOKI選手、アマクラスは#7 IKEDA選手が、それぞれポールポジションを獲得した。

第3戦の決勝レースは3⽇(水・祝日)17時05分スタート(15周もしくは30分間)、第4戦Mobil 1 Challengeは4⽇(木・祝日)9時35分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。なお、決勝レースは下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

●第3戦ライブ配信URL(配信予定:5月3日 17時~)
https://youtu.be/nk35jnaeS0U

●第4戦ライブ配信URL(配信予定:5月4日 9時30分~)
https://youtu.be/g0br44DeyGc

(Text Toru Matsumura)