2022年10月19日、ポルシェジャパンは、911ファミリーのライトウェイトスポーツカー「911 Carrera T」の予約受注を開始した。

ドライビング性能にこだわる“T=ツーリング”は、2017年のタイプ991の911で復活して以来、「718 Cayman T」「718 Boxster T」「Macan T」とモデルレンジを広げてきた。

タイプ992の911に追加された新型911 Carrera Tは、911 Carreraと911 Carrera Sの中間に位置するグレードで、283kW(385ps)を発揮する3L水平対向6気筒ツインターボエンジンを911 Carreraから受け継ぐ一方、ポルシェトルクベクトリング(PTV)やスポーツクロノパッケージ、PASMスポーツサスペンション(-10mm)を標準装備する。遮音材やリヤシートを省き、また、軽量ガラスや軽量バッテリーを採用するなどして軽量化。車両重量は標準の8速マニュアルで1470kg、7速PDKでも1505kgを達成。0-100km/h加速は4.5秒、最高速は291km/hをマークする。

911 Carrera Tには、チタニウムグレーのCarrera Sホイールが装着され、前245/35R20、後305/30R21タイヤが装着される。さらに、GTスポーツステアリングホイール、スポーツエグゾーストシステム、スポーツシートプラス(4-way、電動)なども標準装着される。

オプションのCarrera Tインテリアパッケージを選べば、コントラストカラーのスレートグレーまたはリザードグリーンのセーフティベルトをはじめ、装飾ステッチ、ヘッドレストのエンボス加工された911ロゴ、シートセンターのストライプが施される。

また、アダプティブスポーツシートプラス(18-way、電動)や、Race-Texのシートセンターを採用する超軽量フルバケットシートもオプションで選ぶことができる。

価格は、8速マニュアル、7速PDKともに1640万円。

(Text by Satoshi Ubukata)