2022年3月18日、ポルシェAGは、新車で提供する「718 Boxster」「718 Cayman」を2025年までにすべてBEV(電気自動車)とすることを発表した。

2021年にヨーロッパで販売した新車のうち、約40%がBEVかPHEV(プラグインハイブリッド車)だったポルシェ。2025年にはグローバルでその比率を50%に、2030年にはBEVのみで80%超えを目指している。

2022年から2023年にはAudiと共同で開発しているPPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を用いた「Macan」が登場する予定だが、さらに2025年には2ドアミッドシップスポーツの718シリーズもBEV化されることになる。

BEVの普及に向けて、ポルシェは独自の充電インフラや、パートナーとともにプレミアム充電ステーションの整備に投資。また、カスタムセルズ社との合弁会社であるセルフォースグループでは、2024年の量産に向けて高性能バッテリーの開発が進められている。

(Text by Satoshi Ubukata)