2021年6月5日〜6日、ドイツのニュルブルクリンクで行われた「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で、マンタイのポルシェ911 GT3 Rが総合優勝を果たした。
今年で49回目を迎えるニュルブルクリンク24時間耐久レースは、6月5日の午後3時30分(現地時間)に戦いの火蓋が切られた。11番グリッドからスタートした911号車のマンタイのポルシェ911 GT3 Rは、序盤から果敢に攻め、4周目にはトップに踊り出る。
その後、コースは雨が強まるなど厳しいコンディションに見舞われるが、911号車はライバルとのトップ争いを続けていく。
ところが、午後9時30分、レースは霧による視界不良のために中断し、なんとレースが再開されたのはその14時間30分後のことだった。
ゴールまで残り3時間半というところで上位を維持していた#911 ポルシェ911 GT3 Rは、終盤追い上げを見せた#98 BMW M6 GT3を抑えきって、見事総合優勝を果たした。
マンタイはチーム創立25周年の節目に、7度目のニュルブルクリンク24時間の優勝を手に入れることになったのである。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Porsche AG)