毎年、このお知らせが届くと「今年もあとわずか……」

それが、ポルシェジャパンのモータースポーツ活動の締めくくり、各種レースの表彰式&懇親パーティの「Porsche Night of Champions Japan2019」。

今年の会場は、この9月にリニューアルしたばかりの「オークラ東京」平安の間。

もちろんドレスコードは、自動車業界の国内パーティでは珍しい「フォーマル・正餐スタイル」。こういう場合、どの程度のものを着ていくかがとても難しいのです。これまでのパターンでいうと、ポルシェのドライバーさんたちは、バッチリ男性はタキシード、ゲストの女性も派手目のドレス系が多いのですが、プレスで呼ばれると、カジュアルすぎても場にそぐわないし、かといって頑張りすぎるのも浮きまくり……。

でも「正餐スタイル」をググってみると、「女性はイブニングドレス」。なるほど、やはり少し頑張らねば。

というわけで、私も頑張って紺色のロングドレスにしました! しかし残念なのはヘアをセットする時間がなかったこと。さらにアクセサリーもカジュアル。まあ、試乗会帰りなので、これがせいぜい(笑)

さて、ポルシェ カレラカップのジェントルマンクラス、オーバーオール(総合)クラスで出場されていた方のほとんどは、昨年、Facebookライブでレポートさせていただいて、知ってるお顔の方ばかり。

ポルシェ カレラカップの最終戦は、例年通りF1日本GPと併催するレースとして、出場選手の皆さんが最も気合が入るレースですが、残念ながら今年は台風19号の影響で中止となり、その前までの10レースのポイントでタイトルが決まりまいました。

シリーズチャンピオンを獲得したのは笹原右京選手。しかし会場に、彼の姿は見られません。笹原選手は現在、ポルシェジュニアドライバー選考会のため、ポルトガルに行っているのだとか。しかも予選通過したらしいとのこと。おめでとうございます!

また、今年初開催のグランツーリズモをベースとするeスポーツ「Porsche Esports Racing Japan」の表彰式も行われましたが、リアルなレースを行っているドライバーに比べるとやはり年齢が若いのが印象的。また、優勝したT.Sugawara(菅原達也)選手は、他のシリーズとなりますが、モナコで行われる世界大会「FIA-GT選手権2019ワールドファイナル」に出場するとのこと。やっぱり速い人はまぐれなどでではなく、本当に速いんですね。

これまでは表彰されるとそのまま記念撮影という流れでしたが、今回はステージの反対側、会場の入り口前にあるインタビューボード前で記念撮影。

と思ったら、このインタビューボードに秘密が隠されていました! なんとこの日のパーティー出席者全員の名前がここに書かれていたのです。もちろん私の名前もありました!

自分の名前をこんな風に見つけることができるのって、楽しいサプライズです。

少しづつ形を変えているポルシェモータースポーツの世界。

パーティー翌日は、ポルシェ初の電気自動車(EV)「タイカン」が日本でも発表されました。日本導入は2020年9月頃とのことですが、これでポルシェの世界、ポルシェモータースポーツの世界が少し変わるかもしれませんね。

(Text by Yumi Yoshida)