2018年12月19日、ポルシェAGは「718 ケイマン T」と「718 ボクスター T」を追加すると発表した。

“ツーリング”を意味するTを冠した「718 T」は、718 ケイマン/ボクスターをベースに、軽量化とスポーツ性向上を図ったグレードだ。

ベースモデルと同じ2L 水平対向4気筒ターボエンジン(300ps)を搭載する718 Tだが、車高を20mm
低めたPASMスポーツシャシーや機械式LSD、20インチアルミホイール、スポーツクロノパッケージなどを標準装着している。

一方、ドアオープナーストラップの採用やインフォテインメントシステムをなくす(無償で装着することも可能)など軽量化を図ることで、空車時の車両重量はベースモデルより10kg軽い1,350kg(PDKは1,380kg)を実現した。

0-100km/h加速は5.1秒(PDKは4.7秒)、最高速は275km/hで、こららの数値はベースモデルと同じだが、よりシャープなハンドリングが期待できる718 ケイマン Tと718 ボクスター T。ドイツでの価格は、それぞれ63,047ユーロ(約800万円)と65,070ユーロ(約826万円)から。

(Text by Satoshi Ubukata)