「The Rally - Amazing Moment -」の開催が翌日に迫った6月1日、最後の準備のためmaniacsSTADIUMへ。
さっそく行った作業がタイヤ交換。「912」 には、サイズこそオリジナルと同じ165HR15のタイヤが装着されていましたが、無名のメーカーでいつ交換したのかもわからない代物でした。

そこで、当時装着されていたといわれる「
ちなみに、XASは、いまや乗用車用としてはほとんど使われていない、タイヤの中にチューブを入れて使う「チューブタイプタイヤ」。装着には別売りのチューブが必要です。さらに、チューブタイプタイヤ用のホイールも手に入れました。

しかし、苦労のかいあって、フロントの接地感やスタビリティが格段に向上。「50年前のクルマってこんな乗り味だったのか!」と感慨もひとしおです。クラシックカー文化を支えるミシュランに感謝!


そしてもうひとつ、こだわりのドライビンググローブブランドの「
CACAZANは素材選びの段階からこだわるハンドメイドのドライビンググローブブランド。その魅力については
このあと、表皮や裏地、ステッチなどの色を選んでいきます。


須田さんはグリーンとボルドーに、ターコイズのステッチを組み合わせました。下の写真が出来上がりの様子です。さらに、今回はCACAZANの山型ロゴを配置し、特別な一品に仕上げてもらいました。


一方、私は、912のボディカラーやウッドステアリングにあうキャメルとベージュの組み合わせにしました。

ステッチはオレンジを選んだのですが、これがメーターの針と偶然同じ色だったのには驚きました(笑)


実際にウッドステアリングホイールを操作してみると、素手ではべたついた感じがあるのに対し、ドライビンググローブをはめると、当然そのべたつきはなく、ステアリングホイールをしっかりと握ることができました。しかも、グローブをしても手が蒸れないのは、暑い時期には助かりそうです


車両整備に話を戻すと、フロントフードとエンジンフードのストラットが劣化し、支えられなくなっていたので、新品パーツに交換しました。


フロントフードは左右2本を交換。これで"つっかえ棒"は不要になりました(笑)


リヤは1本だけで支えられています。新品に替えたことで、エンジンフードが簡単に持ち上がるようになりました。


作業終了後、912オーナーやメカニックと、運転するうえでの注意点などを確認し、この日のスケージュールは終了。これでなんとか準備が整いました!

あとはイベントを思いっきり楽しむだけです! 


(Text & Photos by S.Ubukata)