2026年10月11日、Audi Revolut F1 Teamは、シンガポールのマリーナベイ市街地サーキットで開催されたF1シンガポールGPの決勝で、ニコ・ヒュルケンベルグが8位入賞を果たした。前日のスプリントレースと合わせて週末に6ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング7位との差を7ポイントに縮めた。
ヒュルケンベルグが粘り強い走りで8位を確保
ナイトレースとして行われたシンガポールGP決勝で、10番グリッドからスタートした27号車のニコ・ヒュルケンベルグは、オープニングラップで順位を上げることに成功。その後も安定したペースと巧みなタイヤマネジメントでレースを進めた。
ヒュルケンベルグは新品のミディアムタイヤでスタートし、30周目にピットインして新品のソフトタイヤに交換。レース終盤にはMercedesのジョージ・ラッセルから激しいプレッシャーを受けたが、経験を生かしたディフェンスでポジションを守り抜き、8位でチェッカーフラッグを受けた。
60周目には1分37秒055の自己ベストラップを記録。チームに貴重な4ポイントをもたらした。
一方、14番グリッドからスタートした5号車のガブリエル・ボルトレートは、序盤にギヤボックスのトラブルとみられる問題が発生。レースを早々にリタイアすることになった。
オーバーテイクが難しいマリーナベイ市街地サーキットで、ボルトレートにとっては厳しい戦いが予想されていたが、マシントラブルによって挽回の機会を失う結果となった。
優勝は、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。
スプリントと決勝で今季初のダブルポイント獲得
Audi Revolut F1 Teamにとって、今回のシンガポールGPは大きな収穫のある週末となった。
前日のスプリントレースで獲得した2ポイントに加え、決勝ではヒュルケンベルグが4ポイントを獲得。チームとして今季初めてスプリントと決勝の両方でポイントを獲得し、週末合計で6ポイントを積み上げた。
これにより、チームの今季獲得ポイントは23ポイントに到達。コンストラクターズランキング7位との差は7ポイントに縮まり、シーズン終盤に向けてランキング争いが一段と重要になっている。
レーシングディレクターのアラン・マクニッシュは、ヒュルケンベルグの走りを高く評価した。
「これまで見てきたニコのレースのなかでも、間違いなくベストのひとつだね。スタートからフィニッシュまで本当に素晴らしかった。チャンピオンシップ争いにとって大事なポイントを持ち帰ってくれたよ。
今週末は予選もレースも、チームとしてうまく戦えたと思う。スプリントと決勝の両方でポイントを獲得できたのは今回が初めてだから、そこは素直に喜びたいね。
残念だったのはガビのほうだ。おそらくギヤボックスの問題でレースを続けられなかった。チームとしては喜びと悔しさが入り交じる結果だけど、だからといってニコの素晴らしい走りが色あせるわけじゃない。
今回の結果は、ポイントやランキング争いという意味でも大きいけど、それ以上に、次のレースに向けて勢いがついたことが重要なんだ。チーム全員の努力が報われたし、この流れをシーズンの残りのレースにもつなげていきたいね」
ヒュルケンベルグ「すべてのチャンスを最大限に生かした」
8位入賞を果たしたヒュルケンベルグは、週末の戦いを次のように振り返った。
「最高の形で週末を締めくくれたね! 今回はチャンスを最大限に生かせたと思う。特に1周目がうまくいって、レースを戦ううえでいいポジションにつけられたんだ。そのあとはタイヤをうまく管理しながら、集中力を切らさないことが大事だった。終盤はジョージがずっとプレッシャーをかけてきたから、決して楽じゃなかったけど、なんとか抑えきって大事なポイントを持ち帰ることができたよ」
「スプリントと決勝で合計6ポイントを獲得できたのは、みんなの頑張りが報われた結果だね。チームはずっと努力を続けてきたから、この結果にふさわしいと思う。中団の争いは本当に接近しているから、毎週末、またゼロから結果を出さなきゃいけない。でも、3週連続開催の最後をこんな形で締めくくれたのは最高だよ。サーキットやファクトリーのみんなに、少しでも恩返しができてうれしいね。まずはこの結果を喜んで、少し休んでからオースティンに備えるよ」
一方、リタイアに終わったボルトレートは、悔しさをにじませながら次のようにコメントした。
「僕にとっては忘れてしまいたい週末になっちゃったね。シーズンを通していいときも悪いときもあるけど、今回はまさに悪いほうだった。トラブルが起きるまではそれなりに順調だったんだけど、おそらくギヤボックスに問題が出てしまったんだ。まだレース序盤で、みんな接近して走っていたから、そのあとどうなっていたかはわからない。残念だけど、本格的にレースが始まる前に終わってしまった感じだよ」
「でも、ニコがいい週末を過ごせたのはうれしいね。ジョージを抑えきってポイントを持ち帰れたのは、マシンにポテンシャルがあること、そして僕たちに何ができるかを示してくれたと思う。僕自身は残念な結果だったけど、チームにとってはいい週末になった。気持ちを切り替えて、次のオースティンに向かうよ」
Audi Revolut F1 Teamは、シンガポールで得た勢いを維持しながら、次戦アメリカGPが開催されるオースティンへと向かう。
3週連続開催を終えたチームにとって、今回の6ポイントは、シーズン終盤のコンストラクターズランキング争いに向けた重要な成果となった。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。