公益社団法人 日本写真家協会(JPS)は2026年11月15日、東京都写真美術館で第20回JPSフォトフォーラム「軌跡を切り撮る―飛行機・鉄道・自動車写真の魅力―」を開催する。飛行機、鉄道、自動車という異なるジャンルで活躍する3人の写真家が、それぞれの作品を紹介しながら乗り物を撮影する魅力を語るイベントだ。

今回登壇するのは、飛行機写真の中野耕志氏、鉄道写真の米屋こうじ氏、そして自動車・モータースポーツ写真の小林 稔氏。それぞれの分野を長年にわたって撮り続けてきた3人が、作品を通して乗り物写真ならではの魅力や迫力、撮影時の体験などについて講演する。

自動車写真を撮り続けてきた小林 稔氏も登壇

クルマ好きにとって注目なのが、小林 稔氏の講演だ。

1955年神奈川県生まれの小林氏は、日本大学藝術学部写真学科を卒業後、自動車専門誌『CAR GRAPHIC』の社員フォトグラファーとして8年間活動。独立後は、自動車メーカーのカタログや自動車専門誌、一般誌などを舞台に、スタジオから海外ロケまで幅広くクルマの撮影を手がけてきた。

モータースポーツの世界でも国内外の主要レースを取材しており、ル・マン24時間レースは1989年から長年にわたって撮影。現在はSUPER FORMULAとSUPER GTのオフィシャルフォトグラファーを務めるほか、『CAPA』のモータースポーツ写真コンテストでは30年以上にわたり審査委員長を担当している。また、日本レース写真家協会(JRPA)の会長も務めている。

飛行機を撮影する中野氏は、「Jetscape~絶景の飛行機」と「Birdscape~絶景の野鳥」をテーマに国内外で撮影を続ける写真家。一方、米屋氏は「人と鉄道の結びつき」をテーマに、日本国内はもちろん、アジアを中心とした海外各地の鉄道を撮影してきた。

講演終了後には、スポーツ写真家の小城崇史氏を司会進行役に迎え、3人によるパネルディスカッションも実施される。同じ「乗り物」を被写体としながらも、飛行機、鉄道、自動車では撮影する環境もアプローチも異なる。それぞれの共通点や違いをプロの写真家の視点から聞けるのも、今回のフォーラムの面白さといえそうだ。

入場無料、午前・午後の2回開催

第20回JPSフォトフォーラムは、2026年11月15日に東京都目黒区の東京都写真美術館1階ホールで開催される。午前と午後の2回入れ替え制で、第1回は10時30分、第2回は14時に開会する。

講演は第1回が10時35分~12時15分、第2回が14時05分~15時45分。パネルディスカッションはそれぞれ12時30分~13時、16時~16時30分を予定している。定員は各回190人で先着順。入場は無料だが、事前の申し込みが必要となる。

クルマやモータースポーツの撮影を楽しんでいる人はもちろん、普段とは異なるジャンルの撮影手法や写真家の視点に触れてみたい人にとっても興味深いイベントになりそうだ。

イベントの詳細および申し込み方法は下記ページを参照のこと。

日本写真家協会「第20回JPSフォトフォーラム」案内ページ

(Text by 8speed.net Editorial Team)