2026年8月22〜23日、ザントフォールトでF1第8戦オランダGPのスプリント、予選、決勝が行われた。Audi Revolut F1 Teamは、スプリントでガブリエル・ボルトレートが9位。決勝ではニコ・ヒュルケンベルグが13番グリッドから追い上げて8位に入り、チームは4戦連続のポイント獲得を果たした。

スプリントはボルトレートが惜しくも9位

土曜日に行われたスプリントでは、ボルトレートがユーズドのミディアムタイヤでスタート。スタート直後にピエール・ガスリーを抜くチャンスがあったものの、ガスリーがポジションを守り、その後は背後につけて走行した。

新品ミディアムを履くガスリーに対して、ユーズドタイヤながらボルトレートは最後まで食らいつき、9位でフィニッシュ。ポイント獲得にはあと一歩届かなかったが、Audi Revolut F1 Teamのマシンが中団グループの上位を争えるペースを持つことを示した。

一方、ヒュルケンベルグはスタート直後にパワーユニットのトラブルに見舞われ、ピットイン。修復後にコースへ戻ったものの、スプリントを完走することはできなかった。

優勝はメルセデスのジョージ・ラッセル。

チームは予選と決勝に備えてヒュルケンベルグ車のパワーユニットを交換。短時間で作業を終え、予選への出走に間に合わせた。

予選ではボルトレートがQ1で苦戦しながらも突破すると、Q2では1分12秒433をマークしてQ3へ進出。最終的に1分12秒079で9番手を獲得し、上位4チームに続く「ベスト・オブ・ザ・レスト」のポジションを手にした。

ヒュルケンベルグもQ1を突破したが、Q2最後のアタックをまとめきれず、1分12秒797で13番手となった。

レーシングディレクターのアラン・マクニッシュは、「ガビはすべてのセッションでとてもいい走りをして、9番手という“ベスト・オブ・ザ・レスト”を獲得した。ニコもずっといい位置にいたけれど、Q2最後のアタックをうまくまとめきれなかったね。それでも僕たちのレースペースはいいから、決勝では2台ともポイントを狙えると思うよ」と決勝に期待を寄せた。

波乱の決勝、ヒュルケンベルグが8位まで浮上

日曜日の決勝は、序盤から波乱の展開となった。

路面の一部が濡れる難しいコンディションのなか、1周目終盤にマックス・フェルスタッペンがクラッシュ。その直後を走っていたボルトレートもターン14のバンクでコントロールを失いスピンした。

幸いボルトレートはウォールへの接触を回避。さらに、そのすぐ後ろを走っていたヒュルケンベルグも、とっさの反応でチームメイトとの接触を免れ、2台ともレースを続行することができた。

レース再開後、ヒュルケンベルグは12番手から追い上げを開始。オーバーテイクを重ねて8番手までポジションを上げると、その後は後方のガスリーとのギャップをコントロールし、そのまま8位でチェッカーを受けた。

一方、スピンにより17番手からの挽回を強いられたボルトレートもポジションを取り戻していったものの、ポイント圏内には届かず13位でフィニッシュした。

優勝はマクラーレンのランド・ノリス。

ヒュルケンベルグは「1周目の最後はかなり怖かったよ。前で起きていることを見て、とにかく反射的に動いたんだ。接触を避けられてホッとしたよ。そのあとはクリーンなレースができたし、戦略もよかった。バトルも楽しめたね。ポイントを持ち帰れたのは本当にうれしいし、僕たちの取り組んでいる方向が正しいことも確認できたと思う」と振り返った。

ボルトレートは「ちょっと残念な週末の終わり方になったね。マックスのマシンから煙が出ているのが見えて、少しステアリングを修正したらコントロールを失ってしまった。でも、ウォールに当てずに済んだのはよかった。チームは順位を取り戻すために最高の仕事をしてくれたから、望んでいた結果を残せなかったのは残念だよ。それでもニコがポイントを持ち帰ってくれたのはよかった」と語った。

8位入賞によりヒュルケンベルグは4ポイントを獲得。Audi Revolut F1 Teamは4戦連続でポイントを手にし、チームの獲得ポイントは16となった。コンストラクターズランキング7位のハースとの差は5ポイント。サマーブレイクを挟んでも中団上位を争うパフォーマンスを維持している。

マクニッシュは「1周目は本当にヒヤッとしたけれど、幸運にも2台とも走り続けることができた。再スタート後のニコは素晴らしかったね。見事なオーバーテイクで8番手まで上がってくれた。難しい1周目から立て直して4ポイントを獲得し、これで4戦連続の入賞だ。チームとして喜んでいい結果だと思う。ただ、まだやるべきことがたくさんあるのもわかっているよ」とレースを総括した。

次戦は2週間後のイタリアGP。Audi Revolut F1 Teamはモンツァで5戦連続のポイント獲得を目指す。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。