2026年8月6日、Audiは新型スーパースポーツ「Audi Nuvolari」の開発舞台裏を紹介するドキュメンタリー映像を公開した。最初のスケッチから走行可能なプロトタイプ完成までわずか405日という異例のスピードで進められたプロジェクトの全貌を紹介するとともに、Audi Revolut F1 Teamのガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグが開発テストに参加した様子も収録している。

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Audiが公開した「The Audi Nuvolari in 405 days」は、同社が6月にワールドプレミアしたAudi Nuvolariの開発過程をまとめたメイキング映像だ。コンセプト立案から設計、各地でのテスト、そして世界初公開に至るまでの約1年余りのプロジェクトを追いかけている。

最大の注目点は、その開発スピードだ。通常であれば数年を要する新型車開発を、Audiはわずか405日で走行可能なプロトタイプまで完成させた。ゲルノート・デルナーCEOは、「Nuvolariプロジェクトは、Audiがアイデアをいかに迅速に形にできるかを示す象徴的な例であり、『Vorsprung durch Technik(技術による先進)』を体現している」と説明する。

また、Audi Nuvolariは単なるスーパーカーではなく、今後のAudi車に採用される技術やデザインの方向性を示す「テクノロジー・ノーススター」と位置付けられている。技術開発担当取締役のルーヴェン・モア氏は、「Audi史上最速かつ最もパワフルなロードカー」と、その性能に自信を示している。

プロジェクトでは、デザイン、車両開発、空力、パワートレーンなど各分野のスペシャリストが、小規模で機動力の高い専任チームを結成。短い意思決定プロセスと密接な連携によって、開発期間の大幅な短縮を実現したという。チーフクリエイティブオフィサーのマッシモ・フラセッラ氏は、「適切なマインドセットと緊密なチームワークがあれば、妥協することなくスピーディーな開発が可能であることを証明した」と振り返る。

開発はヨーロッパ各地で行われた。ドイツ・インゴルシュタットでデザインをスタートし、ラップランドで寒冷地試験、ネッカーズルムで軽量化開発、インゴルシュタットの風洞実験施設で空力評価、スペイン南部でサスペンションセッティング、さらにイタリア・ナルドの高速周回路で走行テストを実施。各拠点が連携しながら、短期間で開発を進めた。

完成したプロトタイプの最終仕上げでは、2026年からFormula 1に参戦するAudi Revolut F1 Teamのドライバーも開発に加わった。ガブリエル・ボルトレトはナルド・テクニカルセンターで高速性能を確認し、「とにかく速いし、サウンドも最高。もっと周回を重ねて、この感覚を味わいたいね」とコメント。ニコ・ヒュルケンベルグもニュルシュタット・アン・デア・ドナウのテストコースで走行し、「1000PSを超えるシステム出力と加速は、本当にインパクトがある」と評価している。

Audi Nuvolariは2026年6月4日にフランス・アンティーブでワールドプレミアされ、その後F1モナコGPで公道デビューを果たした。デルナーCEOは「Nuvolariの初走行に、これ以上ふさわしい舞台はなかった」と語り、ヒュルケンベルグも「モナコは世界でもっとも難しいコースのひとつ。この場所から世界中のファンへNuvolariを披露できるのは特別なことだ」と、そのデビューを振り返っている。

なお、Audi NuvolariはAudiの新しいデザインランゲージを初めて採用した量産モデルでもあり、英国の「CAR Genius Awards」で「Design of the Year」を受賞。スーパーカーらしい存在感を持ちながらも、抑制の効いたクリーンなデザインと、一目でAudiと分かる造形が高く評価されたという。今回公開されたドキュメンタリーでは、そうしたデザインが生み出される過程も紹介されている。

405 Days to Audi Nuvolari | The Full Documentary

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(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by AUDI AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。