2026年7月18〜19日、Audi Revolut F1 Teamは、スパ・フランコルシャンで行われたF1第8戦ベルギーGPで、ガブリエル・ボルトレトが8位入賞を果たした。予選でQ3進出を果たしたボルトレトは、決勝でも安定した走りを披露し、チームに貴重なポイントをもたらした。一方、ニコ・ヒュルケンベルグは予選から続く厳しい流れを断ち切れず、13位でレースを終えた。

ボルトレトが予選Q3進出

ベルギーGPの舞台となったスパ・フランコルシャンは、Audi Revolut F1 TeamにとってR26との相性が必ずしも良いとは予想されていなかった。しかし、土曜日の予選ではボルトレトが好パフォーマンスを披露した。

ボルトレトはFP3を9番手で終えると、予選ではQ1で1分46秒609、Q2では1分46秒082をマークしてQ3へ進出。Q3ではさらにタイムを縮め、1分45秒628で9番手につけた。リリースでは決勝のスターティンググリッドは8番手とされている。

ボルトレトは予選後、「今日はすごくうれしいよ。僕たちが持っているものをすべて引き出せたと思うし、それ以上のものも少し引き出せたんじゃないかな。明日は簡単じゃないと思う。Racing Bullsが前にいるし、彼らはかなり速いから厳しい戦いになるはず。でも、持てる力をすべて出して、そこから何ができるか見てみたいね」とコメントした。

一方、ヒュルケンベルグは苦しい予選となった。Q1最初のアタックがトラフィックの影響を受けたことで追加のタイヤセットを使うことになり、その後の予選展開が難しくなった。さらにギヤボックスのシフトにも問題を抱え、Q2終了後には油圧系のトラブルによりコース上でマシンを止めることになった。

ヒュルケンベルグはQ2で1分46秒671を記録。最終的に決勝は13番グリッドからスタートすることになった。

「予選の終わり方としてはフラストレーションがたまるものだったよ。セッションのかなり早い段階からギヤボックスに問題があって、シフトがうまく機能していなかった。それにQ2の直後には油圧系の問題で、チームからコース上にマシンを止めるよう指示されたんだ。パフォーマンスには間違いなく手応えがあるだけに残念だね。僕の側ではテクニカルな問題が続いて、クリーンな走行ができていない。ひとまず受け止めて、明日に向けてもう一度トライするよ」と振り返った。

素早いピット作業も後押ししボルトレトが8位

迎えた決勝では、ボルトレトが予選で見せた速さを結果につなげた。

新品のミディアムタイヤでスタートしたボルトレトは、20周目にピットインして新品のハードタイヤへ交換。チームはこのピットストップを2.1秒で完了し、その直後にはヒュルケンベルグのタイヤ交換も2.7秒でこなすダブルスタックを成功させた。

レーシングディレクターのアラン・マクニッシュによれば、この素早いピット作業によりボルトレトは重要な局面でRacing Bulls勢の前に出ることに成功。その後もレースを巧みにコントロールし、8位でチェッカーを受けた。

優勝はメルセデスのキミ・アントネッリだった。

ボルトレトは「今日の結果には本当に満足しているよ。この週末、僕たちが持っているものを最大限に生かせたと思うし、それはチーム全員の素晴らしい努力のおかげなんだ。ヒンウィル、ビスター、ノイブルクの拠点から来てくれたチームのみんなの前でこの結果を残せたことも、さらに特別なものにしてくれたね」と喜びを語った。

さらに、「こうして連続してポイントを獲得できたことは、僕たち全員にとって大きな後押しになる。いまはトップ10で戦い、こういう結果を残せるポジションにいる。それが僕たちの目指している場所だし、いるべき場所だと思っているよ。1週間後のブダペストでもさらに上を目指して、シーズン前半をいい形で締めくくりたいね」と次戦への意欲を示した。

一方のヒュルケンベルグも新品のミディアムタイヤでスタートし、20周目に新品のハードタイヤへ交換した。レースペースそのものには競争力があり、戦略によってポジションアップを狙ったものの、ストレートスピード不足が響き、前方のマシンを攻略するまでには至らなかった。

「今日は中団でかなり激しいバトルがあったけど、後方からのスタートだったことに加えて、スタートでもいくつかポジションを失った代償を払うことになった。そこから挽回するのは難しかったね」とヒュルケンベルグ。

「それでも、レースペースに競争力があったのはポジティブだよ。バーチャルセーフティカーで数秒稼ぐことはできたけど、もう少しだけ長く続いてくれればよかった。そのあとピエール(ガスリー)とリアム(ローソン)のすぐ後ろに出て、そのバトルに巻き込まれた。僕たちはストレートスピードが足りなかったから、それ以上前に進むのは難しかったんだ」

最終的にヒュルケンベルグは13位でフィニッシュ。それでも、「ガブリエルがチームのためにポイントを獲得してくれたのはすごくうれしいよ。十分にふさわしい結果だし、チーム全員にとってまたひとつポジティブな成果になった。ブダペストでは僕の側でもクリーンな週末を組み立てて、もっと上のポジションで戦うチャンスをつかみたいね」とチームメイトの活躍を称えた。

アラン・マクニッシュは、「スパから再びポイントを持ち帰ることができたのは、チームにとって素晴らしい結果です。特に、私たちのマシンに適したサーキットになるとは予想していなかっただけに価値があります」とコメント。ボルトレトの走りとピットクルーの仕事を高く評価する一方、ヒュルケンベルグについては、ボルトレトに匹敵するペースがありながらストレートでのパフォーマンス不足により十分に戦えなかったと振り返った。

ベルギーGPで再びトップ8フィニッシュを達成し、着実な進歩を示したAudi Revolut F1 Team。サマーブレイク前最後の一戦となる次戦ハンガリーGPで、シーズン前半戦を締めくくる。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。