2026年5月20日、Audiは、2026年秋に発表予定の新型EV「Audi A2 e-tron」のプロトタイプ開発状況を公開した。コンパクトクラスの新たなエントリーモデルとして投入されるAudi A2 e-tronは、Audiの電動化戦略を担う重要モデルであり、ドイツ・インゴルシュタット工場で生産される予定だ。
Audiのゲルノート・デルナーCEOは、Audi Annual Media ConferenceにおいてAudi A2 e-tronの投入を正式にアナウンス。Audiブランドにとって「一貫した電動化への次なる大きなステップ」と位置づけている。
今回公開されたプロトタイプは、厳冬環境での耐久試験、風洞試験、公道テストなど、さまざまな開発フェーズを進行中。カモフラージュされた車両は、すでに多くのテスト走行距離を重ねているという。
とくに注目されるのは、Audiが空力性能を重視している点だ。資料によれば、Audi A2 e-tronの特徴的なルーフラインが優れた空力性能の鍵であると説明されている。インゴルシュタットのAudi Technical Development内に設置された風洞施設では、最大300km/hの風速環境や235km/h対応のムービングベルトを用い、空気抵抗、風切り音、熱安定性などを徹底的に検証している。
また、北欧で行われた寒冷地試験では、氷雪路や凍結湖上のテストコースを用いて、電動パワートレイン、ブレーキ制御、サスペンション、熱管理システム、バッテリー性能などを細かく検証。極寒環境下でもAudiらしいドライビングフィールを実現するため、綿密なセッティング作業が続けられている。
さらに、ドイツ・バイエルン州のアルトミュール渓谷周辺では、公道環境での実用性確認も進められている。起伏の多いワインディングロードや路面変化を利用し、サスペンションや運転支援システムの熟成を図っているという。
車名からもわかるように、Audi A2 e-tronは、1999年に登場した初代「Audi A2」を想起させる存在だ。初代Audi A2はアルミボディを採用した先進的コンパクトカーとして知られ、高効率設計や空力性能を重視したモデルだった。
今回のAudi A2 e-tronも、そうした思想を現代のEV時代に再解釈したモデルになる可能性が高い。
Audiは2024年から2025年にかけて20以上の新型車を投入しており、現在はコンパクトEVからフルサイズモデルまで、ブランド史上もっとも若い商品ラインアップを形成している。Audi A2 e-tronは、その電動化ラインアップをさらに拡充する役割を担うモデルとして位置づけられている。
現時点ではスペックや航続距離、プラットフォームなどの詳細は明かされていないが、プレミアムコンパクトEV市場への本格参入モデルとして、大きな注目を集めそうだ。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by AUDI AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。