2026年3月31日、Audiは、ドイツ・インゴルシュタットの本社に隣接する「Audi museum mobile」において、特別展示「Design Legends」を開催すると発表した。展示期間は2026年3月28日から7月12日までで、過去50年にわたるAudiのコンセプトカーやデザインスタディを一堂に集め、ブランドのデザイン思想と創造プロセスを紹介する。

Audiのデザインは、クリーンなラインと面構成を特徴とする明確な美学に基づいており、ブランドアイデンティティの中核を担う要素となってきた。こうした造形は単なるスケッチから生まれるものではなく、複雑な創造プロセスを経て完成するものであり、今回の展示ではその過程も含めて紹介される。

会場には、「Audi quattro Spyder」や「Audi Avus quattro」といった代表的なコンセプトモデルに加え、「Audi e-tron Spyder」や「Aztec」など、これまで同館で展示されたことのないスタディモデルも展示される。また、Audiのモデルワークショップによる特別展示として、スケッチやレンダリング、クレイモデルなども公開され、デザイナーの発想から完成形に至るプロセスを体験できる構成となる。

展示される主なモデルは、1988年のAztecをはじめ、1991年のAudi quattro SpyderとAudi Avus quattro、1995年の「Audi TT show car」、1997年の「Audi A8 Coupé concept」、2000年の「Audi Steppenwolf」、2003年の「Audi Nuvolari quattro」、2005年の「Audi Shooting Brake concept」、2010年の「Audi e-tron Spyder」および「Audi quattro concept」、そして2018年の「Audi PB 18 e-tron」などとなっている。

さらに、展示内容は「Audi Tradition」アプリと連動し、各モデルの詳細解説や音声ガイド、360度ビューなどのデジタルコンテンツを提供する。通常は車内に乗り込めない展示車両についても、スマートフォン上でインテリアを確認できるほか、車両によってはエンジンサウンドも再生可能となる。

このアプリでは特別展だけでなく常設展示の解説も閲覧できるほか、Audi Traditionのウェブサイトやオンラインショップ、SNSへのリンク、インゴルシュタットの歴史をたどるデジタルツアーなども利用できる。アプリはiOSおよびAndroid向けに無料で提供される。

今回の「Design Legends」展は、Audiの歴代コンセプトカーを通じてブランドのデザイン進化を俯瞰するとともに、量産モデルへと受け継がれてきた思想の源流を示す展示となる。

Audiファンにとっては、ブランドのデザインの歩みを体感できる貴重な機会だけに、ドイツ行きの予定がある人は、Audi museum mobileまで足をのばしてみる価値のある展示といえる。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by AUDI AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。