2025年10月30日、アウディ ジャパンは、同社が運営する超急速EV充電施設「Audi charging hub」および「Audi charging station」での累計充電回数が1万回を超えたことを発表した。これを記念し、2025年11月1日から2026年1月31日まで、すべての電気自動車ユーザーを対象に充電料金を50%割引する「Audi charging hub Winter Holiday Campaign」を実施する。

都市型プレミアム充電施設が1万回を突破

アウディ ジャパンは、都市型EV充電拠点「Audi charging hub 紀尾井町」を2024年4月に開設。これがヨーロッパ以外で初となるAudi charging hubであり、国内でのプレミアムEV充電体験の第一歩となった。その後、2025年4月にはプレミアムラウンジを併設する「Audi charging hub 芝公園」をオープンし、さらに新東名高速・南厚木インターチェンジ直下という好立地に「Audi charging station 厚木」を開設。これら3拠点の合計で、わずか1年半あまりで累計1万回の充電を達成した。

立地の利便性と150kW級の超急速充電性能が、多くの電気自動車ユーザーから高く評価された結果である。アウディ ジャパンは「都市部や幹線道路沿いにおける効率的な充電ネットワークの整備」が利用増加の背景にあると説明している。

充電料金が50%OFF すべてのEVユーザーが対象

今回の「Winter Holiday Campaign」は、Audi charging hub 紀尾井町、芝公園、そしてAudi charging station 厚木の全3拠点で実施される。キャンペーン期間中は、すべての電気自動車ユーザー(CHAdeMO 2.0.2規格対応車)が対象となり、PowerXアプリを通じて充電料金が通常の半額となる。

料金は、Premiumプランで105円/kWhから50円/kWhへ、Regularプランで95円/kWhから45円/kWhへ、Economyプランで85円/kWhから40円/kWhへと大幅に引き下げられる。キャンペーンは自宅に充電設備を持たないユーザーにとっての「基礎充電」、または長距離移動時の「経路地充電」としての活用を想定しており、年末年始の外出シーズンに合わせた特典となっている。

PCA(プレミアム チャージング アライアンス)メンバーも、PowerXアプリへの登録で同キャンペーンを利用できる。従来のPCAアプリ経由での利用も可能で、従来料金での充電も引き続き行える。

都心と幹線道路を結ぶ3拠点

各拠点の概要は以下のとおり。いずれも24時間365日利用可能で、超急速充電器を複数基設置している。

  • Audi charging hub 紀尾井町:東京都千代田区麹町5丁目7番15(2基4口)
  • Audi charging hub 芝公園:東京都港区芝公園4丁目6-8(1基2口)
  • Audi charging station 厚木:神奈川県厚木市戸田252-1(2基4口)

これらの施設はAudi車専用ではなく、CHAdeMO 2.0.2に対応するすべての電気自動車が利用できる。アプリを通じて空き状況の確認や予約、決済が可能で、利便性の高さが特徴だ。

電動化戦略を支えるインフラ整備

AudiではEVモデルの拡充と並行して、充電インフラの整備も重要な柱として位置づけられている。アウディ ジャパンは自社運営のハブ型充電施設に加え、フォルクスワーゲン、ポルシェと連携した「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」を通じて、90〜150kW出力の急速充電ネットワークを構築している。加盟3ブランドのユーザーが共通の充電網を利用できる仕組みであり、ブランドの枠を超えた利便性の向上につながっている。

今回のキャンペーンは、Audiオーナーのみならず、すべてのEVユーザーに開かれている点が特徴である。電気自動車の普及には、車両性能だけでなく、安心して利用できる充電環境の整備が不可欠だ。アウディ ジャパンは「スマートでプレミアムな充電体験を提供し、EVライフをより快適なものにすること」を掲げ、今後も都市型インフラの拡充を進める方針だ。

キャンペーン期間:2025年11月1日〜2026年1月31日
対象施設:Audi charging hub 紀尾井町/芝公園、Audi charging station 厚木
対象ユーザー:CHAdeMO 2.0.2対応のすべての電気自動車ユーザー
割引内容:充電料金50%OFF(PowerXアプリ利用時)
詳細https://www.audi.jp/e-tron/charging/ach/#campaign

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。