アウディグループは10月27日、上半期の好調な業績を第3四半期にも維持し、9月末時点における販売台数が増加と発表した。

2023年1月~9月に、プログレッシブ ブランドグループは、前年同期比16%増となる約140万5,000台のアウディ、ランボルギーニ、ベントレーを販売。1月~9月の売上高は前年同期比13%増加して504億ユーロとなり、営業利益は46億ユーロを計上。また営業利益率は、目標範囲内の9.1%。アウディは、電気自動車の販売台数を伸ばし、前年同期比60%増となる12万3,000台以上の車両を販売した。

AUDI AG最高財務責任者(CFO)のユルゲン リッテルスベルガーは「アウディは、第3四半期以降も引き続き強固な財務基盤を維持し、ほぼ予想通りの年間業績を達成できる見込みです。様々な困難にもかかわらず、私たちは売上高の二桁成長を達成し、営業利益率は目標範囲内に収まっています」と述べている。

アウディ

2023年1月~9月はアウディの販売台数が16%増加、138万7,000台を超える車両がユーザーにデリバリーされた。9月の業績も好調で、アウディの販売台数は2022年9月と比較して24%増加し、17万5,000台を超えた。

また電気自動車の販売でも前年同期比60%増となる12万3,000台以上を販売し、9月には前年同月比77%の増加を記録。もっとも多く販売された電気自動車は、Audi Q4 e-tron(+162%)、アウディグループの販売台数に占める電気自動車の割合は約9%に上昇している。

ヨーロッパでは、アウディの販売台数が24%増加し、9か月間で約55万9,000台の車両を販売。なかでもドイツでは、前年同期比約20%増となる、約18万5,000台の車両を販売したほか、電気自動車の成長率は24%となった。また、英国およびイタリアでは、前年同期比30%増を記録した。

米国における業績も同様に好調だ。前年同期比26%以上の増加となる約16万8,000台の車両がユーザーにデリバリーされた。特に電動モデルが大幅な伸びを示し、販売台数は48%増加。第3四半期だけで見た場合、増加率は93%にも達している。

中国では、2023年1月~9月に、前年同期と比較して5%以上の成長を記録し、約52万2,000台の車両を販売。第3四半期の成長率は、前年同期比10%を超えた。

アウディグループの1月~9月の売上高は、販売台数の増加に伴い、前年同期比13.1%増となる503億9,000万ユーロ(2022年:445億6,100万ユーロ)。EUタクソノミーに準拠した売上高の割合は、15.7%(2022年:12.4%)に上昇しておる。

第3四半期終了時点におけるアウディグループの営業利益は45億9,500万ユーロ(2022年:62億5,000万ユーロ)となった。前年同期に対する減少は、主に原材料のヘッジ取引によるマイナスの影響によるもので、11億ユーロに上る。

全体として、アウディグループの営業利益率は9.1%(2022年:14.0%)となった。原材料のヘッジ取引によるマイナスの影響を除外した場合、営業利益率は10.5%となる。

ランボルギーニ

ランボルギーニは、1月~9月に前年同期比4.2%増となる7,744台(2022年:7,430台)の車両を販売。売上高は前年同期比5.2%増の20億2,600万ユーロ(2022年:19億2,600万ユーロ)、営業利益は8.4%増の6億1,800万ユーロ(2022年:5億7,000万ユーロ)となった。ランボルギーニの営業利益率は30.5%(2022年: 29.6%)に達した。

ベントレー

ベントレーは、1月~9月に1万53台(2022年:1万1,316台)の車両を販売。売上高は23億900万ユーロ(2022年:24億9,000万ユーロ)、営業利益は5億600万ユーロ(2022年:5億7,500万ユーロ)。ベントレーの営業利益率は21.9%(2022年:23.1%)となった。

ドゥカティ

ドゥカティは、1月~9月に4万7,867台(2022年:4万9,858台)のモーターサイクルを販売。売上高は8億7,700万ユーロ(2022年:8億7,200万ユーロ)、営業利益は28.1%増加して1億4,000万ユーロ(2022年:1億900万ユーロ)であった。営業利益率は15.9%(2022年:12.5%)に増加した。

(Text Toru Matsumura)