アウディ ジャパンは10月26日、9月1日に開業したタイのホテル大手デュシット・インターナショナルが運営を手掛けるラグジュアリーホテル、デュシタニ京都(京都市下京区、総支配人:山下誠)に、アウディの電気自動車を常駐すると発表した。

今回のコラボレーションでは、Audi e-tron Sportback 55 quattroをデュシタニ京都のVIP宿泊客の送迎や、今後宿泊客向けのプロジェクトとして提供予定の、デュシタニ京都が保有する茶畑「デュシット・ティー・ガーデン(京都府、和束町)」での茶摘み体験、同じくデュシタニ京都が保有する野菜畑「デュシット・ファーム(京都市左京区大原野村町)」での野菜収穫体験プログラム(有料となる予定)に参加者の送迎に使用する予定。また今回、ホテルで目的地充電ができるよう、Audi純正のEV充電器を2基寄贈している。

アウディでは、電動化戦略 Vorsprung 2030に基づき、2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画を発表しており、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業への変革を続けている。一方、デュシット・インターナショナルでは、グループ全体でサステイナビリティ関連の活動を積極的に推進しており、デュシタニ京都でも、館内の料飲施設で提供する野菜や日本茶の茶葉を栽培する独自の畑を京都近郊に設置するなどの取り組みを展開している。

走行中に二酸化炭素を排出しない環境に優しい電気自動車の提供を通じて京都の豊かな自然を守りながら、宿泊客にも豊かな体験を提供できることから今回のコラボレーションが実現したという。

(Text Toru Matsumura)