アウディQ6 e-tronは、ポルシェの新プラットフォームPPEを搭載して今年デビューする予定だ。Q6 e-tronは、Q8 e-tronとQ4 e-tronに挟まれたアウディにとって3台目の電気自動車SUVで、ベースをポルシェと共有している。

ポルシェとベースを共有する電動SUV 新型アウディQ6 e-tron

アウディは電気自動車のポートフォリオを拡大している。「Q8 e-tron」、「Q4 e-tron」に続く、インゴルシュタット発の第3のe-SUVシリーズが始動することになる。この新型「Q6 e-tron」は、アウディにおける「Q5」と「Q7」の間のギャップを縮めると同時に、新しいフォーマットを導入している。

※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。

アウディのSUVであることが一目瞭然の「Q6 e-tron」は、クラシックとフューチャリスティックのバランスをうまくとっている。アウディは、フロントのエアインテークはそのままに、シングルフレームグリルは閉じたままだ。

ヘッドライトは新しいライトデザインを採用し、デジタルマトリックスLEDヘッドライトにより、夜間の安全性を高めることができるようになっている。また、空力的に最適化された大きなホイールは、「Q6」の空気の乱れを少なくし、航続距離に好影響を与えている。

ポルシェと共同開発した新プラットフォーム

リヤは連続した帯状のライトで現行「アウディe-tron」を彷彿とさせる。外寸は現行の「Q5」の寸法範囲になる予定だ。一方、内装は大型の「Q7」のようなものになる予定だ。

しかし、アウディは新型SUVのプラットフォームを単独で開発しているわけではない。ポルシェもこのプラットフォームを利用し、オール電動化される次期「マカン」を製造する予定だ。

新プラットフォームは「PPE(Premium Platform Electric)」と呼ばれ、システム電圧800ボルトに対応する予定だ。アウディの新しいフロアアッセンブリーは、「Q6 e-tron」に加えて、アッパーミッドレンジセグメントのサルーンやエステートカーのベースとなり、「A6」などのモデルに電気自動車の未来を提案することが可能になる。

ポルシェとアウディは、グループ内ですでに販売されている「MEB(Modularer E-Antriebs-Baukasten – モジュール式eドライブシステム)」が現在225kW(306馬力)までにしか対応していないため、新しいプラットフォームを採用する。「MEB」の技術データは現代的だが、決して息を呑むようなものではない。

「ポルシェ タイカン」も搭載する800ボルトテクノロジーでは、約270kWの充電電力、100kWhの容量のリチウムイオン電池、最大585kmの航続距離、450kW(612hp)のシステム出力が実現されている。ただし、多方向充電などの機能はまだ搭載されていない。

「Q6 e-tron」の市販モデルで性能と航続距離の数値がどのように拡大するかは、まだわからない。しかし、インゴルシュタットのメーカーは、2023年末までに電気自動車のSUVを発表したいと考えている。価格面では、「Q4 e-tron(51,900ユーロ=約737万円~)」と「Q8 e-tron(74,400ユーロ=約1,056万円~)」の間、すなわち6万ユーロ(約852万円)強のスタート価格に位置づけられると思われる。

(Text by Andreas Huber / Photos by autobild.de)