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さて、うっかり年をまたいでしまいましたが、今日は(いまさらですが)昨年11月29日に開催されたアウディのコンパクトSUVのEV「Q4 e-tron Dynamic Launch」のお話です。

こちらは2022年の話で、明日、アウディ ジャパンの年頭記者会見「Audi New Year Press Confarence 2023」が開催されるので、その前におさらいの意味も込めて駆け込み掲載です(笑)。

会場は東京・八王子にある「TOKYO TAMA MIRAI MESSE(東京たま未来メッセ)」。

聞き慣れない場所だと思い調べてみると、2022年10月に開業したばかりの東京都立多摩産業交流センターの別名でした。大き目のホールや会議室などを備えるコンベンションセンターで、おそらく自動車業界では初めての開催です。これまでにも国立新美術館のオープン前に発表会を行うなど、最先端を走るアウディだけに「業界初」にこだわっているようです。

さて「東京たま未来メッセ」でお披露目された新型「Q4 e-tron」。以前の試乗会は欧州仕様でしたが、昨年10月に日本での販売が開始されたことに伴い、ついに日本仕様の試乗です。

ホール内で簡単な説明を受けて、試乗へと繰り出しますが、これはEVだからできること。何しろ排気ガスもCO2も出さないのですから。その場で説明も受けますが、屋内でそのまま撮影も可能です。この日は少し雨模様でしたが、これなら天気の影響を受けず、楽ちん!暖かい!!試乗会スタッフの方も助かるはずです(笑)

他のEVではまだやったことがない試乗スタイルだと思いますが、もしかしたら今後は増えるかもしれないですね。こういう場所があれば、ですけれど……。

ただ、試乗するコース設定が難しいかもしれませんが、個人的には大歓迎です!(笑)

試乗会は充電ができなかったので、また次回ゆっくりレポートしたいと思います。

そして、今回はこのホールを使用した理由はもうひとつ(だと思われます)。アウディ・ジャパンの電動化戦略について、アウディ・ジャパン代表取締役マティアス・シェーパース氏によるプレゼンテーションが行われました。

テーマは「Vorprung」で、雷のシーンからスタート。これはもちろん電気をイメージしたものです。こちらは2022年初頭に発表されたもののアップデートといえるものかもしれません。

まずはアウディのロードマップ。ドイツや欧州の現状と取り組みについて最新情報。

高出力の「IONITY」の急速充電器が25年までに7000カ所に設置されることや、使用済みバッテリーの再活用の話などの後、日本での現状や取り組みの話へ。

アウディは2026年以降はBEVのみしか発表しないEVブランドとなりますが、その中でもその中核を担うことになりそうなのが、日本でも発売された「Q4 e-tron」です。

発売前に2000台以上の受注を受け、すでに日本国内販売分の「Q4 e-tron」は、2023年分まで完売とのこと。

専用のプラットフォームを採用する純BEVで、航続距離は約576㎞。特にLEDライトパフォーマンスは、アウディらしい先進的なもので、注目度は高いのです。

しかし今後、EVが社会的に広く利用されるためには充電ネットワークの整備が最重要課題といえます。アウディ ジャパンはポルシェに加えてフォルクスワーゲンとともに「プレミアム・チャージング・アライアンス(PCA)」として、ディーラーでの急速充電器の普及を行います、昨年4月の発表時にはアウディとポルシェ、計110の拠点に150kWの急速充電器の設定を行うとのことでしたが、今回はそこにフォルクスワーゲンのディーラーが加わり、210拠点にまで増やされたそうです。

マティアス氏曰く、「日本はまだエネルギーシフトは議論の真っ最中ですが、日本でも電気自動車への興味が増えています。日本以外はEVに決まっていて、いろいろな国からのBEV車も日本に参入し、他業界からの参入も増えています。これはアウディにとってもチャンスだと思っています」とのことでした。

第二部では、フリーアナウンサーの森本智子氏をファシリテーターに迎え、伊藤忠総研 上席主任研究員でMobility Open Blockchain Initiative MOBI理事の深尾三四郎氏、シェーパー氏、そこにアウディAGのシリア・ピー氏を加えてのトークセッション。

深尾氏がドイツのアウディの工場見学に行った際の話を写真を交えて話すなど、終始和やかムード。

4名の方のコメントを簡単にまとめると「日本メーカーのEVシフトはあまり進んでいませんが、アウディはエモーショナルなEVと共に加速させていきます。そしてもう時間がありません。今は対話より実行の時期。一つの技術に対して、サスティナブル、脱炭素というターゲットに対して「実行」のタイミング。今行っていることをもっと積極的にやらなければならない。2022年は、真のEV元年となると思います。そのためには対話、議論を続けるのが重要です。世代間や官民もいろいろな意味で日本の自動車産業もグローバル化していく、一方でそれぞれの地域や個性を引き出しながらEVと再生可能エネルギーを中心とした新しいエコシステムが盛り上がっていったらいいなと思います」と、ここにアウディ ジャパンの強いメッセージが集約されていると思います。

もうすぐ2023年のロードマップが発表されますが、さらにアップデートされることでしょう。EVブランドと変わっていくアウディの最新情報に注目です!

(Text by Yumi Yoshida)