2022年10月2日、大分県のオートポリスにおいて、2022 AUTOBACS SUPER GT第7戦「FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE」の決勝レースが行われ、#6 Team LeMans Audi R8 LMSはエンジントラブルの再発などにより、20位に沈んだ。

#6 Team LeMans Audi R8 LMS

GT300クラスに唯一Audi R8 LMSで参加するTeam LeMansは、これまでどおり、片山義章選手とロベルト・メルヒ選手が初表彰台を目指し、このオートポリス戦に臨んだ。

#6 Team LeMans Audi R8 LMS

10月1日午前には同日午後の予選に先立ち、公式練習などが行われた。公式練習、FCYテストを順調に消化した#6 Team LeMans Audi R8 LMSだったが、(サーキット)サファリで突如エンジントラブルが再発。チームはその対応を急いだが、午後3時からのQ1には間に合わず、予選は不出走。決勝レースは最後尾の27番手からのスタートとなった。

ポールポジションは、GT300クラスは#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが、GT500クラスは#24 リアライズコーポレーション ADVAN Zがそれぞれ獲得している。

10月2日、午後1時30分からは65周の決勝レースが行われた。

GT300クラスは、ポールポジションの#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがレース序盤をリードするが、10周目に#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがトップに踊り出ると、そこからは首位を守りきり、今季初勝利を飾った。2位は#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、3位は#65 LEON PYRAMID AMGが獲得している。

#6 Team LeMans Audi R8 LMSは、スタートを担当した片山選手がオープニングラップに23位までポジションを上げ、それ以降も速いペースで周回を重ねるが、オーバーテイクが難しいオートポリスではさらに順位を上げることは難しかった。

後半を担当したメルヒ選手も、速さでは上位勢に迫るが入賞圏内にはほど遠く、さらに、ピットストップ時に給油のトラブルがあり、再度のピットインを強いられる。これにより、#6 Team LeMans Audi R8 LMSは完走をこそ果たしたものの、ポジションは20位に沈んだ。

GT500クラスは、ポールポジションの#24 リアライズコーポレーション ADVAN Zが前半首位を保ち、これに#100 STANLEY NSX-GT、#19 WedsSport ADVAN GR Supra、#17 Astemo NSX-GTが続く展開になったが、各チームがドライバー交替を終えると、#17 Astemo NSX-GTがトップに浮上し、これを#100 STANLEY NSX-GT、#24 リアライズコーポレーション ADVAN Zが追う状況に変わっていた。

レースはこのままゴールを迎え、#17 Astemo NSX-GTもまた今季初勝利を収めている。

第7戦を終えた時点で、シリーズタイトル争いは結着を見せず、残るもてぎの最終戦での戦いに注目が集まる。

第8戦のもてぎは11月6日に決勝レースが行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hisao Sakakibara, Satoshi Ubukata)

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