2022年3月17日、AUDI AGは、2022 年次記者会見で、「Audi A6 e-tron」コンセプトの第2弾となる「Audi A6 Avant e-tron concept」を公開した。

Audi A6 Avant e-tron concept

AUDI AGは2021年4月19日電気自動車のデザインスタディ「Audi A6 e-tron concept」を上海ショーで初公開した。A6という名前ではあるが、SedanではなくSportbackスタイルを採用したスタイリッシュなデザインに仕上げられているのが特徴だ。

Audi A6 Avant e-tron concept(写真左)とAudi A6 e-tron concept(写真右)

それに対し、今回披露されたのはステーションワゴンスタイルのAudi A6 Avant e-tron conceptで、第一弾のAudi A6 e-tron conceptに比べて、リヤスタイルがさらにスポーティでアグレッシブに仕上げられている。

Audi A6 e-tron concept同様、このAudi A6 Avant e-tron conceptも、プラットフォームにはPPE(プレミアム プラットフォーム エレクトリック)を採用する。PPEは、AudiとPorscheが開発中の電気自動車専用のプラットフォームで、VWグループではコンパクトカーにはMEB、上級クラスにはこのPPEを使用することになる。

Audi A6 Avant e-tron conceptでは、全長4.96×全幅1.96×全高1.44mのボディに100kWhの駆動用バッテリーを搭載し、700kmの航続距離を実現するとしている。前後2基のモーターで4WDのquattroを実現。システム総出力350kW、システム総トルク800Nmのパワートレインは、0-100km/h加速が4秒を切る駿足を誇る。

急速充電は最高270kWに対応。約10分で300km走行に必要な電気を充電できるという。

PPEを採用する最初のモデルは、2023年に登場の予定だ。

Audi A6 Avant e-tron concept(写真右)とAudi A6 e-tron concept(写真左)

(Text by Satoshi Ubukata)