2021年6月19日〜20日、イタリアのモンツァで開催されたDTM(ドイツツーリングカー選手権)の開幕戦のレース2で、Audiが1-2フィニッシュを飾った。

2021年のDTMは、参加車両がこれまでのクラス1車両からGT3マシーンに変わり、参加チームも、Audi、BMW、Mercedesがファクトリーチームからカスタマーレシングに変わるなど大きく変貌した。

開幕戦のモンツァには、Audi R8 LMSに加えて、Mercedes-AMG GT3、BMW M6 GT3のドイツブランドに加えて、Ferrari 488 GT3 Evo 2020やLamborghini Huracán GT3 Evoが参戦し、新たなシリーズの幕開けを印象づけている。

Audi勢は、Team ABT Sportslineが3号車にケルビン・ファン・デル・リンデ、9号車にマイク・ロッケンフェラー、さらに99号車に女性ドライバーのソフィア・フローシュが搭乗。一方、Team Rosbergは12号車をデヴ・コア、51号車をニコ・ミュラーがドライブする。

19日のレース1は、Audi勢では最上位の#3 ケルビン・ファン・デル・リンデが5位で表彰台を逃したが、翌20日のレース2では#3 ケルビン・ファン・デル・リンデがポール・トゥ・ウィンでAudi勢に今シーズン初の表彰台をもたらした。さらに4番手からスタートした#51 ニコ・ミュラーが2位でゴールし、Audi勢が1-2フィニッシュを飾った。

第2戦は、7月23日〜25日、ドイツのラウジッツリンクで行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Audi)