「Audi A3」シリーズ発表！

2021年4月21日、アウディ ジャパンは4代目となる「Audi A3」シリーズを発表し、同日より受注を開始した。発売は5月18日を予定している（40 TFSIは2021年秋の予定）。

プレミアムコンパクトの先駆けとして1996年に登場したAudi A3。その4代目となる新型Audi A3シリーズは、スポーティなデザイン、高効率化されたパワートレイン、高機能化したインフォテインメントシステムとドライバーアシスタンスシステムなどを採用したのが特徴だ。

Audi A3にはSportbackとSedanが用意され、Sportbackは全長4345×全幅1815×全高1450mm、Sedanは全長4495×全幅1815×全高1425mmで、旧型よりも全長が20mm、全幅が30mm（Sedanは20mm）拡大している。ラゲッジスペースは、Sportbackが380〜1200L、Sedanが425L〜を確保している。

インテリアは、デジタルメータークラスターを標準装着するとともに、さらに多彩な表示が可能なアウディ バーチャルコックピットやタッチスクリーン式のMMIナビゲーションシステムが用意される。スイッチ式のシフトレバーが採用されるのも新型の特徴だ。

リサイクル素材の使用にも積極的で、S lineの標準シートのクロス部分に、リサイクルペットボトルを原料とする素材を採用。1台分のシートで1.5Lペットボトル換算で最大45分を使用。さらにフロアカーペットなどにもペットボトル62本分が利用されている。

パワートレインは1L直列3気筒ターボの1.0 TFSI（110ps）と2L直列4気筒ターボの2.0 TFSI（190ps）を用意。1.0 TFSIには48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載することで低燃費化を図る。

駆動方式は1.0 TFSIを積む30 TFSIがFF、2.0 TFSIを積む40 TFSIがquattroとなる。いずれも7速Sトロニックを搭載する。サスペンションは、30 TFSIが前：マクファーソンストラット／後：トーションビーム、40 TFSI は前：マクファーソンストラット／後：マルチリンクを採用している。

ドライバーアシスタンスシステムでは、従来のアダプティブクルーズコントロールとアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブクルーズアシストを設定し、全車速域で前走車の追従と車線維持を行うことが可能だ。

ただし、30 TFSI、40 TFSIともに、アダプティブクルーズアシストはオプションで、これを含むコンビニエンス＆アシスタンスパッケージはSportbackが42万円、Sedanが45万円（一部グレードを除く）という価格となる。

ハイパフォーマンスモデルの「Audi S3」シリーズも同時に発表。2.0 TFSIエンジンは最高出力310ps、最大トルク400Nmを発揮し、quattroにより4輪を駆動。ベースモデルに比べて車高は15mm低く、オプションでダンピングコントロールサスペンションを選ぶことも可能だ。MMIナビゲーションシステムやアウディ バーチャルコックピットは標準装着となる。

ラインアップと価格は以下のとおり。

なお、アウディ ジャパンでは、新型Audi A3シリーズの発表を記念した限定車を用意。Audi A3 30 TFSI advancedをベースに装備を充実させたAudi A3 Sportback 1st editionが453万円（375台）、Audi A3 Sedan 1st editionが472万円（125台）。Audi S3 Sportback 1st editionは125台の限定で711万円となる。

(Text by Satoshi Ubukata)

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