最近のクルマは、キーの閉じ込み(インロック)防止対策がありますが、この初代Audi TTはいとも簡単にインロックできてしまいます。私もついうっかりしていて、キーを閉じ込めてしまいました。

Audi TT Coupeのテールゲートにはスイッチやドアハンドルがなく、開けるにはセンターコンソールのスイッチか、リモコンキーを使います。

リモコンキーなら、ドアが施錠されていてもテールゲートを開けることができるので便利。一方、ドアは施錠されたままです。

その日もリモコンキーでテールゲートを開けたあと、ラゲッジスペースを整理したのですが、その際、何の気なしにリモコンキーをラゲッジスペースに置いてしまったのです。そしてそのままテールゲートを閉めたら、見事にインロックしたというわけです。完全に私のミスです。

もしも、最初にドアを解錠して、そのあとスイッチまたはリモコンキーでテールゲートを開けていたら、インロックすることはありませんでしたが、後悔先に立たず……。その後、スペアキーを取りに往復2時間のドライブをすることになりました(涙) これからは気をつけます。

ところで、SNSでインロックの話をしていたら、別のトラブルの情報をキャッチ。リモコンキーでドアを解錠し、ドアを開けて乗り込んだあと、勝手に施錠されるというものです。

Audi TTに限らず、リモコンキーでドアを解錠して、一定時間内にドアまたはテールゲートを開けないと、防犯対策として自動的に施錠される機能が搭載されているのですが、このクルマの場合は、どうやらドアのセンサーに不具合が生じていて、ドアを開けてもそれが認識されず、自動的に施錠されてしまうようです。運が悪ければインロックすることも……。

また、Audi TTでは、窓が閉まっている状態でドアを開けようとすると、窓が少し下がるのですが、このクルマはその機能が働かず、おかしいなと思っていました。ルームランプも、スイッチをセンターの位置にしても、ドアを開けたときに点きません。これも、ドアセンサーのトラブルが原因でした。

ドアセンサーのトラブルは初代Audi TTやゴルフ4などでよく見られるようで、時間を見つけてパーツを交換したと思います。

(Text by Satoshi Ubukata)