以前リフレッシュ企画で登場したクルマを、いろいろ引っ張り出しているのですが、「Lupo GTI」のお次は「Audi TT Coupe quattro sport」です。

ブラックのコントラストルーフが特徴的なこのAudi TT Coupe quattro sportは、Audiがquattroの25周年を記念して発売した限定車で、日本でも2005年6月から150台が販売された珍しいモデルです。

搭載されるエンジンは、最高出力240ps、最大トルク32.6kgmの1.8L直列4気筒5バルブターボ。ノーマルよりもパワーアップが図られ、さらにリヤシートを外して2シーター仕様にすることで50kgの軽量化を行い、加速性能が高められています。トランミッションは6速マニュアルで、quattroにより4輪を駆動します。

特別装備として、quattro GmbH(現Audi Sport)の専用スポーツサスペンション、リヤのタワーバー、アルカンターラのスポーツステアリングホイール/ハンドブレーキグリップ、S lineエクステリアパッケージなどが装着されています。

さらにこのクルマには本国で用意されているレカロのフルバケットシートとアルミホールが装着され、よりマニアックな仕様に仕立て上げられているのです。

その走りはなかかな刺激的で、エクステリアやインテリアのデザインもとても魅力的です。

そんなAudi TT Coupe quattro sportをしばらくお借りすることにしたのですが、運転するうえで気になるのがアルカンターラのスポーツステアリングホイール。素手で握ると汗ばむことがあります。

そこで再び出番がまわってきたのが、「CACAZAN」のドライビンググローブ。つい先日まで所有していた「Golf GTI Clubsport」にもアルカンターラのステアリングホイールが装着されていて、汗対策などのためにセミオーダーでつくったものです。

Golf GTI Clubsportを手放してからは出番がなくなっていましたが、また活躍の場ができました。これで汗対策はバッチリ! アルカンターラのステアリングホイールをしっかりグリップしてくれるのも、お気に入りのポイントです。

束の間ですが、初代Audi TT Coupeのある生活を楽しみたいと思います。

(Text by Satoshi Ubukata)