2020年9月29日、AUDI AGは、プラグインハイブリッド車「Audi A3 Sportback 40 TFSI e」を発表した。

先代は「Audi A3 Sportback e-tron」として日本でも販売されたA3シリーズのプラグインハイブリッド車が、フルモデルチェンジで「Audi A3 Sportback 40 TFSI e」に生まれ変わった。

パワートレインは、110kW(150ps)/250Nmの1.4 TFSIエンジンと80kW/330Nmの電気モーターを組み合わせたもので、システム最高出力150kW(204ps)、システム最大トルク350Nmを達成する。トランスミッションは6速Sトロニックで、前輪駆動を採用している。

駆動用バッテリーは、従来の8.7kWhから13.0kWhと約1.5倍に増やされ、EVモードの航続距離は最大67km(WLTPモード)に拡大した。EVモードの最高速は140km/hだ。

走行モードは、「EV」と「ハイブリッド」に加えて、バッテリー残量を一定に維持する「バッテリーホールド」と、走行中に積極的に充電を行う「バッテリーチャージ」を搭載。減速時にはモーターによる回生を行うが、0.3Gまでなら回生ブレーキだけでカバーできる。

外部からの充電は交流230Vの普通充電に対応。最大2.9kWで充電が可能で、約4時間でフル充電が完了する。

Audi A3 Sportback 40 TFSI eの販売は2020年秋にスタート。ドイツでの価格は37,470.92ユーロ(約465万円)からで、総額6,750ユーロ(約84万円)の補助金を受け取ることが可能だ。

(Text by Satoshi Ubukata)