2020年8月9日、静岡県の富士スピードウェイにおいて、2020 AUTOBACS SUPER GT第2戦「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。
開幕戦に続き、レースは無観客での開催。GT300クラスには、Audiは#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS（川端伸太朗／近藤 翼）と#33 エヴァRT初号機 X Works R8（ショウン・トン／松村浩之）、ポルシェは#25 HOPPY Porsche（松井孝允／佐藤公哉）が出場した。
8日午後にはノックアウト方式で予選が行われ、#33 トン選手と#25の松井選手はQ1突破ならず、それぞれ27番手と28番手からのスタートに。一方、Q2進出を果たした#21は、15番グリッドからのスタートとなった。
9日午後に行われた決勝では、スタート直後、#21 近藤選手が、タイヤの内圧が上がらないという症状に見舞われペースダウンし、一時は20位まで順位を落としてしまう。
しかし、その問題が解決されるとペースを速めた#21 近藤選手はオーバーテイクを繰り返し、14周目には15位にポジションを戻し、その後もさらに順位を上げていく。
25周目を終えたところで#21 Hitotsuyama Audi R8はドライバー交代し、ニュータイヤでコースに戻った川端選手が上位陣とほぼ同じハイペースで周回して、さらにポジションをアップしていく。39周目には入賞圏内の10位、そして、最終的には8位でゴール、今シーズン初ポイントを獲得した。
一方、#25は20位で完走。#33は完走できなかった。GT300クラスの優勝は、#2 シンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規／柳田真孝組。GT500クラスは#17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大／ベルトラン・バゲット組となった。
次の第3戦は、8月23日、鈴鹿サーキットで決勝が行われる。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by GTA)