2019年11月20日、Audiはロサンゼルスモーターショーで、「Audi RS Q8」を発表した。
Audi Sportが手がけるハイパフォーマンスカーである「RSモデル」に、新たに加わったのが、Qファミリーのフラッグシップモデル「Audi Q8」をベースとした「Audi RS Q8」だ。
左から、Audi RS 6 Avant、Audi RS 7 Sportback、Audi RS Q3、Audi RS Q3 Sportback、Audi RS 4 Avant、Audi RS Q8。
Audi RS Q8には、RS 6 AvantやRS 7 Sportbackと同じ4L V8直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力441kW（600ps）、最大トルク800Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.8秒。
一方、気筒休止機構のCoD（シリンダーオンデマンド）や48Vマイルドハイブリッドシステムなどにより、効率化を図っている。
サスペンションは前後ともに5リンク式で、アダプティブエアサスペンションスポーツが標準で採用される。さらに、オプションとして、アクティブロールスタビライザーを設定。電子制御のスタビライザーが、ロールを適切に抑え、安定した姿勢と快適な乗り心地を提供する。
エクステリアは、ハイグロスブラックのRS専用ラジエーターグリル、グロスブラックRSハニカムグリル、RSルーフエッジスポイラー、RS専用リヤスカート、RS専用楕円テールパイプなどが、Audi RS Q8の精悍さを際立たせる。一方、インテリアは、RS専用のスポーツシートや専用モードを備えたアウディ バーチャルコックピットなどにより、さらにスポーティな雰囲気に仕上げられている。
Audi RS Q8は、2020年の第1四半期にヨーロッパから販売がスタート。ドイツにおける価格は、12万7000ユーロ（約1530万円）から。
(Text by Satoshi Ubukata)