2019年10月21日、Audiは「Audi A6」にプラグインハイブリッド車の「Audi A6 55 TFSI e quattro」を追加すると発表した。
Audiのモデル名は、「Audi A6 Avant 55 TFSI quattro」のように、
- シリーズ名
- ボディタイプ
- 出力を示す相対的な数字
- エンジンの種類
- 駆動方式
で表される。エンジン種類は、直噴ガソリンターボが「TFSI」、直噴ディーゼルターボが「TDI」、ピュアEVが「e-tron」というのはご存知のとおり。今回追加されたAudi A6 55 TFSI e quattroの「TFSI e」は、直噴ガソリンターボエンジンと電気モーターを搭載するプラグインハイブリッド車のこと。
Audi A7 Sportback 55 TFSI e quattro、A8 L 60 TFSI e quattroに続き、Audi A6 55 TFSI e quattroが追加されたことで、Audiのハイエンドモデルのプラグインハイブリッド車が出揃った。
Audi A6 55 TFSI e quattroとAudi A7 Sportback 55 TFSI e quattroでは、185kW（252ps）の2.0 TFSIエンジンと電気モーターが組み合わされ、システム最高出力270KW（367ps）、システム最大トルク500Nmを達成。トランスミッションは7速Sトロニックを搭載する。
駆動用バッテリーには14.1kWhのリチウムイオンバッテリーを採用し、最大53kmのEV走行が可能となる。
一方、A8 L 60 TFSI e quattroでは、250KW（340ps）の3.0 TFSIエンジンと電気モーターが組み合わされ、システム最高出力は330KW（449ps）、システム最大トルクは700Nmに達する。トランスミッションは8速ティプトロニックを採用する。
搭載するリチウムイオンバッテリーは14.1kWhと変わらず、最大46kmのEV走行が可能だという。
価格は、Audi A6 55 TFSI e quattroが68,850ユーロ（約830万円）から、Audi A7 Sportback 55 TFSI e quattroが77,850ユーロ（約940万円）から、A8 L 60 TFSI e quattroが109,000ユーロ（約1300万円）から。
(Text by Satoshi Ubukata)