2019年10月2日、AUDI AGは、Audi Sportが手がけるスポーツモデル「Audi RS 4 Avant」のフェイスリフトを発表した。10月4日〜6日に、ドイツのホッケンハイムで開催されるDTMでお披露目となる。

はじめてのRSモデルとなるAudi RS 2 Avantが登場したのは1994年のこと。その後、RS 2の流れを汲むAudi RS 4 Avantが、1999年(B5)、2005(B7)、2012年(B8)に登場している。

今回、デビューしたのは2017年に登場したB9型のフェイスリフト版で、ベースモデルのAudi A4 Avantのマイナーチェンジにあわせて、ライトやシングルフレームグリルなどのデザインが一新されている。

インテリアでは、MMIが新世代のMMI 3にアップグレードするとともに、大型タッチパネルディスプレイ式が採用されている。これにともない、センターコンソールにあったコントロールスイッチなどが廃止されている。

エンジンは、これまでと同じ2.9L V6ツインターボを搭載。最高出力331kW(450ps)、最大トルク600Nmのスペックにも変更はない。8速ティプトロニックとquattroにより、0-100km/h加速は4.1秒を誇る。

新しいAudi RS 4 Avantは、ヨーロッパでは2019年10月から受注が始まり、12月にはデリバリーがスタート。価格は81,400ユーロ(約960万円)から。

(Text by Satoshi Ubukata)