2019年4月14日、岡山県の岡山国際サーキットにて2019 AUTOBACS SUPER GT Round 1「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝が行われた。本来、1周3.703kmのコースを83周で戦われるレースは、雨による悪条件により、31周を走り終えた時点でレース終了となった。

赤旗でレース中断中の様子(Photo by GTA)

2019シーズン、GT300クラスには29台がエントリー。このうち、Audi R8 LMSで参戦するのはAudi Team Hitotsuyamaの1チームだけ。ドライバーは昨年に引き続き、リチャード・ライアン選手と富田竜一郎選手が務める。

Porsche 911 GT3 Rも、PACIFIC RACING with GOOD SPEEDの1台だけ。こちらは、横溝直輝選手と峰尾恭輔選手がタッグを組む。

新しいところでは、昨年までPorsche 911 GT3 Rで参戦していたD'station Racingが、マシンをAston Martin Vantage GT3に変更し、チーム名もD'station Racing AMRに改めている。ドライバーは、藤井誠暢選手とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手だ。

そして、今年あらたにMcLaren Customer Racing JapanがMcLaren 720S GT3で参戦。ドライバーはお馴染みの荒 聖治選手とアレックス・パロウ選手が組む。

決勝前日の13日午後には、Q1、Q2の2段階でスターティンググリッドを決定するノックアウト式の予選が行われた。ここ岡山ではGT300クラスをA、Bふたつのグループにわけ、それぞれ10分の計測で上位8位がQ2に進むことになる。

#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSはライアン選手がAグループで、#9 PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEは峰尾選手がBグループで、それぞれQ1を担当。しかし、#21 AudiはA組12位、#9 PorscheはB組11位でQ2進出を果たすことができず、#21 Audiは23番手、#9 Porscheは23番手からのスタートとなった。

決勝当日の14日は午前中から雨が降り出し、14時30分のスタートが近づくにつれて雨脚が強まっていった。そのため、レースはセーフティカー先導によるスタートになり、スタートから3周までは隊列を組んだままの走行となった。

スターティンググリッド(Photo by GTA)

セーフティカー先導が解除された4周目、1コーナーで5番手スタートの#25 HOPPY 86 MCと6番手の#5 ADVICS マッハ車検 MC86がクラッシュし、再びセーフティカーが導入される。

その後、13周目に再スタートとなるが、すぐにモスSコーナーで#7 D'station Vantage GT3、#10 GAINER TANAX triple a GT-R、#33 エヴァRT初号機 X Works GT-Rの3台がクラッシュし、セーフティカー導入後、赤旗中断に。

クラッシュ車両の撤去やコースの復元作業ののち、セーフティカーの先導でレースは動き出す。そして、セーフティカーが退いてレース再開。伝統的に雨に強い#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは、20周を終えるまでにライアン選手が14位までポジションをアップ。このままさらに順位を上げると期待していた矢先、GT500クラスのトップ争いをしていた2台のHonda NSXが接触し、トップを走っていた#1 RAYBRIG NSX-GTが1コーナーのグラベルでストップ。この処理のために4度目のセーフティカーが導入される。さらに、セーフティカー先導中に、#50 ARNAGE AMG GT3がモスSコーナーでクラッシュし、31周を終えたところで2度目の赤旗中断となった。

その後の天候の回復は見込めず、レースは途中で終了。GT300クラスは#96 K-tunes RC F GT3の新田守男/阪口晴南組が優勝。#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは13位、#9 PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEは15位でレースを終えることになった。

なお、レースは規定周回数に達しなかったため、シリーズポイントは通常の半分になる。

次戦の第2戦「FUJI GT 500km RACE」は、5月2日〜3日の開催。好天とAudi/Porsche勢の健闘を期待したい。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, GTA)