最終コーナーから立ち上がり、ストレートでガツーンとアクセルペダルを踏んでも、ホイールスピンの兆しはなく、何事もなかったかのようにグイグイ加速していくS7スポーツバック。さすがクワトロ、トラクション性能が違います。
コーナーで軽くステアリングを切ったままアクセルペダルを踏んでいっても、危なげなく加速します。大パワーのFR車なら、ESPが効いてエンジン出力が抑えられてしまうような場面でも、ESPの警告灯は点滅せず、そのままコーナーを抜け出してしまいました。クワトロとリアスポーツディファレンシャルのおかげで、ESPの出番がめっきり減ってしまった......ということでしょうかね?
クルマの挙動も安定していますし、ESPをスポーツモードに切り替えても、テールを滑らせながらのコントロールも比較的カンタン。シャシーのバランスがいいんですね! だから、ウェットでも怖くないですし、むしろウェットなら低い速度でクルマをコントロールするスキルが磨けて楽しいかも!?
と、ついつい楽しんでしまい、カンジンの印象は......??
次はドライの一般道で乗ってみます(笑)
(Text by Satoshi Ubukata)