Audi A3 Sedanの試乗」で訪れた北海道。取材2日目の午前に札幌でちょっと寄り道したところは...... 札幌に泊まった取材班が朝イチで向かったのは「カーナビを頼りに向かうと、雪の壁の向こうに、グレーにレッドの建物が見えてきた。迎えてくれたのはオーナーの東さん。「今日は雪が少ないほうですが、いつもは雪の壁が倍くらいの高さになるので、初めてのお客さんは通り過ぎちゃいます(笑)」
札幌の街は東京に比べると輸入車の数は明らかに少ないが、それでもフォルクスワーゲンとアウディは見かけることが多い。とくに、アウディは人気が高いようだ。

そんなフォルクスワーゲン&アウディ・オーナーにとって、GARAGE NAZDSは数少ない頼れるショップ。ガレージ前に所狭しと並んだフォルクスワーゲンとアウディが、それを物語っている。


オーナーの東さんは札幌の出身だが、神奈川のフォルクスワーゲンディーラーでメカニックとして働いたあと、イシカワエンジニアリングに転職。ここで約9年修行したのち、地元・札幌にショップを開いたのが2010年9月だった。

東さんの確かな腕と、フォルクスワーゲン&アウディに関する豊富な知識、そして、写真からもわかるとおりの気さくな人柄に惹かれて、オープンから3年あまりでたくさんのフォルクスワーゲン&アウディ・オーナーが足を運ぶようになったという。

なかでもアウディ・オーナーが多いという。「やはりこのあたりはquattroがほとんどですね。いまは"B6"のお客さまが多いです」とは東さん。


「関東と違って、ここ札幌ではメインテナンスで訪れるお客さまが多いですね。北海道のオーナーはクルマを長く所有しますし、年間の走行距離も多いですから。まずはメインテナンスなんです」とは東さん。「故障から車検まで、何でも対応できます!」とは心強い。

もちろん、イシカワエンジニアリングで培ったチューニングのノウハウを生かして、フォルクスワーゲン&アウディ・オーナーの要望にも応える。「北海道は1年の半分が冬ですから、それを考えたうえで、お客さまの相談に乗っています」。


フォルクスワーゲン&アウディ・ファンにとっては、まさに頼れる兄貴という感じの東さん。愛車のカスタマイズを楽しみたい人はもちろん、長く愛車と付き合いたいという人は、GARAGE NAZDSに足を運んでみてはいかがだろう?


(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hiroyuki Oshima)