一方、Audi RS Q3は刺激的な5気筒ターボやスポーティな味付けの足まわりなどが魅力的ではありますが、RSモデルのなかではマイルド派。ふだん使いにもなんの不満もありません。
ところがこちらのAudi RS 4 Avantはというと、以前に比べたらマイルドになったというものの、SモデルやAudi RS Q3に比べると明らかに硬派のスポーツモデルで、運転していて楽かどうかと聞かれたら、決して楽ができるとはいえません。
でも、刺激がほしくなったとき、このくらいスパルタンなクルマじゃないと、その欲求を満たしてくれないというのも確かです。あくまで僕の場合は......ですけどね。
それでいて、乗り心地はギリギリ実用的なレベルを保っているし、ステーションワゴンとしてのユーティリティも失われていないAudi RS 4 Avantは、僕にとってまさに理想のスポーツワゴンです。
これとオープン2シータースポーツの2台持ちとか、憧れちゃうな。
(Text by Satoshi Ubukata)