このAudi S1というクルマですが、Sモデルを名乗るだけに駆動方式はフルタイム4WDのquattro。これをFFしかなかったAudi A1に載せるために、わざわざリヤサスペンションをトーションビームからマルチリンクにしたおかげで、FF仕様以上にしっかりと路面を捉えてくれるクルマに仕上がっています。
2.0 TFSIは231psと、Audi TTに載る2.0 TFSIより1ps強力だったりするわけですが、たいていの道ではquattroによりホイールスピンの兆しすら見せず、涼しい顔でスタートダッシュが決められるのが痛快でなりません。
quattroだけに濡れた路面にも強く、安心してドライブできるのもこのクルマのいいところ。心なしか、デビュー直後に比べてサスペンションの味付けが少しマイルドになったように思えるAudi S1に、ちょっと惚れ直した私でした。
quattroだけに濡れた路面にも強く、安心してドライブできるのもこのクルマのいいところ。心なしか、デビュー直後に比べてサスペンションの味付けが少しマイルドになったように思えるAudi S1に、ちょっと惚れ直した私でした。
(Text by Satoshi Ubukata)