広報車をしばらく借りて試乗するとき、とても重宝しているのがAppleのCarPlay。もちろんこのAudi A5 Sportbackにも標準で装着されています。 短時間の試乗ならいいのですが、試乗が半日以上にもなると、運転中にかかってくる電話にも対応したいし、オーディオも試してみたいし......ということで、スマホをナビシステムにつなぐことになります。少し前までは、電話はBluetooth、オーディオはUSBでそれぞれ接続していましたが、最近は「CarPlay」を搭載するクルマが増えたおかげで、USBで簡単に接続できて、スマホのアプリが使えるのが便利です。WiFi接続が普及するとさらにいいんですけどね(笑)

クルマが変わってもモニター表示が基本的に同じというのもうれしいところです。ちなみに、私の場合、よく使うアプリは電話と音楽系アプリ。今回の試乗車にはオプションの「Bang & Olufsen 3D アドバンストサウンドシステム」が装着されていたので、渋滞中は心地良いサウンドで気分を紛らすことができました。

地図は車載のナビシステムを使っていますが、クルマによってはナビ機能がないこともあるので、そのときには地図アプリを使うことも。Apple以外の地図アプリが使えるといいんだけど(笑)


ただ、CarPlayの操作は、タッチパネル式のインターフェースのほうが使いやすいんですよ。AudiのMMIは、MMIの機能を操作するときは、ダイヤルをクルクル回すのを前提にデザインされているのでいいのですが、CarPlayに限っては操作しにくい。

そのうえ、通常のナビ画面などからダイレクトにCarPlayに移動するボタンなどが用意されていないので、毎回「Menu」ボタンを押して、CarPlayのメニューを選ぶ必要があるのです。


最近乗ったクルマでは、フォルクスワーゲンの新型ポロの純正ナビシステムが使いやすかった。操作はタッチ式で、CarPlayに移動するボタンも用意されていましたので。あとはポルシェの新型パナメーラも。

Audiは新型A8/A7/A6にタッチパネル式のMMIが設定されますので、それにより使い勝手がどのくらい向上するのか、いまから楽しみです。


(Text by Satoshi Ubukata)